免許取り立てのドライブ。不安を解消するための10のチェック項目。

      2017/04/11

免許取り立て

 がんばって晴れて免許を取得! さっそくドライブにでかけたいですよね。でも免許取り立てでのドライブは、楽しみと同時に、不安でいっぱいだと思います。

 車の運転は「経験値」がものを言うので、免許取り立ての人が不安だらけで、大なり小なり、なんらかの失敗をするのは、あたり前のこと。

 でも、不安があるということは、「危険を察知している」ということ。不安の材料をあきらかにして、対策を確認していけば、不安はひとつひとつ消えていくものです。つまり、事前にシュミレーションやイメージトレーニングをすることで、不安は、どんどん小さくなるのです。

 そこで、この記事では、免許取り立ての人がドライブに出かける前に、不安をとりのぞけるチェックポイントをお伝えしていきます。

免許取り立てドライブの前に、まずはイメージトレーニングを

 免許取り立てでドライブにでかけるなら、出発前に、どんなことが起きるかをイメージしておくことはとても大切です。

 「教習所〜試験」までは、決まったことを守られた環境でやるだけで、ある意味とても平和だったのですが、実際のドライブでは、車社会のなかで独り立ちしていかなければなりません。ですので車の運転で人に頼るのではなく自分の意志をしっかりと持ち運転に臨むことがとても大事なのです。

 ドライブにでかける前にも、今日のコースでは、どういうポイントがあるか? どの道のどんなところが難しそうか? ということを、しっかりと事前にイメージしておくこと、そして、実際に走行してみて、良かった点・悪かった点などを反省していくことが大切です。

 免許取り立てのドライブでは、そうした「主体的に勉強しよう!」というブレない気持ちが肝心なのです。

 まずは、これから述べる「免許取り立てドライブ前にチェックしておく10のポイント」によく目を通してください。

 それから、しばらくの間は、自分以外の誰かが運転する車に乗る機会があれば、積極的に助手席に座り、自分が運転していることを想像するイメージトレーニングをしっかりやってください。

 また、自信が無いこと、知識や理解があやふやなことは、必ず教習所のテキストなどを見返して復習しておくことも大事です。

 公道での運転は、必要以上に怖がることもありませんが、甘くみてもいけないものです。素直で謙虚な気持ちで、なおかつしっかりと自主性をもって車を運転していきましょう。

1「左の電柱にぶつけそう!」〜左の車体感覚

左の車体感覚がわからないときは?

 免許取り立ての人が、まず戸惑うのは、実際に乗る車が教習車と違うことです。

 あたりまえのことなのですが、「車体感覚」が違います。

 電柱がはみ出ている細い路地などが少なくないですが、そういう道で対向車が来たら、ギリギリまで左をよせないといけません。

 どこまでよれるか?で、パニックになってしまうことが少なくないと思います。

 これは、車種に対しての慣れの問題ですので、運転歴の長い人でも、車種が変われば、とまどう部分です。ですのでまずは、自分がふだん乗る車の左の車体感覚をしっかりと把握しましょう。

 実際に塀などに寄ってみて、運転席からどう見えるか? 塀までどれくらい幅があるか?、を乗ったり降りたりして、確認することがいちばん早道です。

 左がどれくらい空いているのか?接近しているのか? わからなくなったら、おっくうがらずに降りて確認することです(降りるときはサイドブレーキやドア開閉に注意!)

教習車と違うので車体感覚がつかみにくい場合

 教習車は、前方のボンネットが長いセダンタイプの車ですが、最近はコンパクトカーなどが主流です。ですので、ボンネットが教習車に比べて短いことが多いです。

 教習車では、左側の車体感覚を測るのに、フロントガラスに映るボンネット前方の左カドを目印にしていたと思います。

 ですが、最近の車では、ボンネットが短く、フロントガラスに何も見えない場合があります。これでは、車体感覚がわからないのもとうぜんですよね。その車種に慣れるまでは、初心者でなくても戸惑う部分です。

 ボンネットの左角が見えない車の場合は、まず、公園の広い駐車場などに行き、左のタイヤを駐車場のラインの上にのせます。そのうえで、座席に座りラインの左はじの位置を、フロントガラスにテープなどでマーキングしておきます

 こうすることで、教習車でいつも目印にしていた左の角のかわりの目印ができ、左の車体感覚が身に付きます。

 もちろんこの目印は、座席の位置が変わってしまうとズレてしまいますので、座席のがいつも一定になるようにしておきましょう。免許取り立てのドライバーは、とくに運転姿勢が前のめりがちになりやすいのですが、前のめりになると、ミラーが視野に入りにくくなり危険です。

 教習で習ったセオリーどおりに、ゆったりと構え、左ボンネットがみえなければ、マーキングテープを目印にできるよう準備をしておきましょう。

2「煽られたらどうしよう!!」〜車の流れをどこまで気にするべき?

流れや煽(あお)りを気にせずマイペースで

 免許取り立てのひとが、心配していることに「流れに乗れない」ということがあります。

 もちろん、車線変更や高速合流などの場面では「流れ」がとても大切なのですが、流れに乗れている人は、無意識のうちに乗れちゃっているという感じで、そんなに気にしてはいません。

 つまり、運転に慣れてくれば自然に流れに乗れてくるので、免許取り立てのうちは「流れに乗る」ということを必要以上に意識しないことです。

 免許取り立ての頃に、教習所で習ったセオリーどおりに走っていると、助手席にいる免許を先にとった経験者(親とか旦那とか)がドヤ顔で「流れにのらないとダメだよ〜」とかなんとか必ず言うと思います。

 しかし、とりあえずは、流れにのることを強調したアドバイスは、無視してください。

 なによりも、教習所で習ったことを正確に再現しながら、安全に走行することが先決です。

 そのための初心者マークですので、煽られているとか必要以上に心配することは一切ありません。慣れてくれば、気がつくと流れに乗る運転が出来るようになっていますので、とにかく免許取り立てのうちはマイペースで安全確保につとめてください。

黄色信号は?

 車の流れを気にし出すと、「黄色信号で行くべきか止まるべきか?」という悩みが出てきます。

 でも、免許取り立てのあなたは「黄色=止まれ」だと習ったことを覚えていると思います。

 万が一助手席にいるドヤ顔のアドバイザーが「黄色はふつう行くっしょ」などと言っても、それは法律違反ですので完全に無視してください。

 免許取り立ての時は、「黄色は止まれ」という原則を正々堂々と守ってください。それだけで、運転にかなり余裕が生まれます。ただし、急ブレーキをしてまで止まるのは逆に危険です。急ブレーキをかけないと止まれなさそうであれば、そのまま行ったほうが安全です。

 このあたりの判断は、悩むというよりも、直感で決めていきます。迷いがあると停止線からはみ出したり、急ブレーキになったりと、危険です。

 「迷わない」というのがいちばん大事なことですので、「黄色=止まったほうがいいかな?」と直感で思ったら、堂々と止まりましょう。

3「いちばん怖いのが車線変更」〜車線変更は「前に入る」ではなく「後ろに着く」気持ちで

 免許取り立てで、いちばん悩むのは車線変更だと思います。

 教習所や路上でも車線変更は一応やりますが、もっと時間を割いて教えてほしいところですよね。高速教習のように、車線変更もシュミレーターを補助的に使って教習してくれれば、もう少し初心者の不安がなくなると思います。たとえば、大都会の3車線道路での車線変更などがシュミレーターで体験できれば、田舎で免許をとっても安心ですし。

 しかし現状では、車線変更に関しては、充分な実地教習がないまま、公道に放り出された状態ですので、車線変更は、現場で慣れていくしかありません

 交通量によってケースバイケースですので、最も経験と判断を必要とするところです。できれば身近な先輩ドライバーに情報を聞いて、比較的、車線変更しやすい道路を選びながら練習をしていったほうがよいと思います。

 コツとしては、
・ミラーで前後左右を常に把握する。
・合図を出してから何度も右ミラーを見る
・入ろうかなと思った車を一台見送って、その後ろに入ると、上手くいきやすい。
などがあげられます。

 また、車線変更のウィンカーはおおむね3秒くらいということですので、3秒して入れないと焦ってしまうかもしれませんが、最低3秒と捉えてください。

 ウィンカーを出して、ミラーを確認、数秒してもう一度確認。その時、ミラーに映る車が大きくなっていなかったら、後ろの車が入れてくれるために車間を空けてくれていると判断して大丈夫です。その時を狙って入るようにしましょう。

 初心者マークを付けていれば、必ず誰かが入れてくれますので、焦らずタイミングを見計らいましょう。

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 それから、進路変更の直前に真横を向いて目視確認を忘れずに。真横はミラーの死角なので、必ず車線変更直前に真横を瞬間目視する癖を身につけましょう。

4「右折をしなくてすむコースを考えてしまう」〜右折は難しくない

 右折が嫌で、左折→左折→直進でなんとか目的地に向かう・・・免許取り立ての人は、実際こうする場合もあります。免許取り立てにとって右折ほど毎日頭を悩ますものはないかもしれません。

 車線変更で右折レーンに入っていかないと曲がれないような幹線道路ですと、やはり、右折に慣れるまでは慣れが必要ですし、不慣れな土地だったら経験者でも迷うとこです。

 ただ、ふつうに一車線で、右折レーンがあるような右折であれば、とくに怖がることもありません。最近は、右折専用信号機も増えているので問題は少ないと思います。

 右折専用信号機が無いところでは、赤になるまで対向車が途絶えないことも多いです。そんな場合、交差点の真ん中で取り残されるようになりますが、前方が赤になっても迷わず堂々と右折を完了させることです。

 とにかく堂々としていれば、右折はとくに悩む必要はありません。

5「ヒヤリが多いのが左折」〜油断しがちなポイント

 右折よりもむしろ油断しがちなのが左折。実は、ヒヤリという、歩行者や自転車のニアミスがおこりやすいのが左折です。

 歩行者や自転車などの死角が広がっていますので、徐行と一時停止の原則を守りながら、目視確認を怠らずに慎重に左折しましょう。

 細い路地から大通りに左折で出る場合も注意。この場合は、歩行者や自転車が左右から止まらずに進んでくる可能性が大です。歩行者・自転車優先ですので、大通りの手前ではなく、さらに手前の歩道の前で必ず一時停止をする癖をつけましょう。

6「ガソリンスタンドで慌てる」〜出発前に確認を

 免許取り立てで多いのが、給油口を開けるレバーがわからなくてガソリンスタンドで慌てるというもの。

 これは、免許取り立てうんぬん以前の問題ですね。出発前に確認したかどうか?の違いだけです。免許歴の長い人でもレンタカーなどではよくわからなくなるものです。

 ちなみに給油口の位置は、最近の車であれぱ、メーターのガソリン警告灯のところに右か左の矢印が書いてあります。

 ガソリンスタンドでは、エンジンを停止してヘッドライトも消すようにしましょう。もちろん禁煙です。

 それから、スタンドから車道に出る時が要注意です。横断歩道をまたぎますので、必ず、ガソリンスタンドと横断歩道のあいだで一時停止し、歩行者や自転車をチェックして、歩道をまたぎ、そこで待機して車道へ入るタイミングを待ちます。ガソリンスタンドを出るときは「2回一時停止」ということを頭に入れておきましょう。

7「駐車ができなくて不便すぎる……」〜いつも使う駐車場に合わせて練習を

 免許取り立ての人の悩みのたねは駐車。田舎住みで自宅でもお店でも駐車場が広々としていればよいですが、多くは、常に、ギリギリの駐車スペースに車を止めないといけません。

 前から突っ込んで止めるのは簡単ですが、そうすると今後は出る時に一苦労。とくに視界が遮られる家の駐車場なら、バックで駐車して前から出れるようにしておかないと、オーライやってくれる人がいないと道路に出られなくなってしまうので、バック駐車が必須になってきます。

 これは、練習あるのみです。

 教習所では決まったポイントに従って曲がればよかったのですが、実際の駐車場になると、どこを基準にしたらよいかわからないから出来なくなってしまいます。ですので、免許をとった後に、自分が乗る車や、自宅の駐車場など、ふだん使う環境にあわせて、練習をする必要があります。

 停車スペースが充分にあいてさえいれば、まだ縦列駐車のほうが教習所で習ったセオリーどおりにできると思いますが、バック駐車の場合は、左右の状態や駐車スペースの前の道幅など条件がいろいろかかわってくるので、身近な環境にあわせた自分なりのセオリーを確立する必要があります。

 原則的には、左ミラーで確認しながら後輪の位置を合わせていき、駐車スペースの左右の幅が余裕がある位置に止めます。

 右のお尻が右隣の車や壁にあたらない車体感覚も必要です。

 できれば、公園の駐車場などで練習して、乗ったり降りたりしながら車体感覚をつかみ、左の後輪を合わせる自分なりのポイントを見つけていきましょう。

 それから、バック駐車の時は、アクセルをふかさないでアイドリングだけで進むクリープの状態で超ゆっくりバックするようにしましょう。

「神業にしかみえない高速合流」〜加速さえすれば相対速度は時速30kg以下

 高速の合流は、免許取り立てにとってハードルが高いもののひとつです。

 ただ、ハードルが高いといっても、案外、心理的なハードルなので、慣れてしまえばそれほど難しいものではありません。むしろ、混雑した一般道での車線変更のほうが、さまざまな条件を瞬時に判断しなければならないので難易度が高いかもしれません。

 その点、高速の合流はいたってシンプルです。それは、相対速度の問題にすぎないからです。

 まず、鉄則は、充分に加速して、本線を走っている車との速度差を無くすこと。追い越し車線に入ったら怖がらずにめいっぱい加速して、本線の車と相対速度が遅くなるようにします。本線が時速100kmで走っていたとしても時速80kmまで加速すれば差はわずか20kmです。

 しっかり加速さえしておけば、一般道の車線変更と同じで、むしろ車間距離が空いているぶん、一般道よりも入りやすいぐらいです。

 基本は、一般道の車線変更と同じように、「前に入る」のではなく、ターゲットにした車の後ろに付く、というイメージで合流します。

 加速するのが怖い人は、はじめは経験者に一緒に乗ってもらい、何度か経験すれば、問題なくできるようになります。

 合流の時は、右を一瞬目視して、死角確認を忘れずに

「車の操作がわからない!」〜出発前の確認をしっかりと

 さきほどのガソリンスタンドで給油口レバーがわからずにパニックになる件もそうですが、免許取り立てで、車の操作がわからなくてパニクるのは、ただ単に準備不足です。

 初心者ドライバーであれば、なおさら、車の操作などは出発前にチェックしておくべきです。免許取り立で運転が下手なのは仕方が無いことですが、「車の操作がわからない」というのはただの準備不足。ドライバーとして怠慢ですので、出発前にしっかり操作を確認してください。

 操作のチェック項目は以下です。
・ハイビームロービームの切り替え
・ワイパー
・給油口
・エアコン
・ミラーの動かし方
・ハンドルロック

 なかでも、エアコンの冷気がフロントガラスの下から出る設定は、必須です。フロントガラスが曇ってきた時にこの機能を使いますが、これをやらないと視界悪くなってたいへん危険です。必須の操作ですので、エアコン使う余裕がない!など言わずに、必ず操作確認してください。

 もうひとつハンドルロックも知らないとパニクるものです。ハンドルロックは盗難防止の機能でキーを抜いた状態でハンドルを回すとハンドルがロックしてしまいます。解除するにはハンドルを回しながらキーを回したりエンジンスタートボタンを押します。これも試しにやってみてください。

「万が一事故ったら・・・」〜任意保険と条件をしっかり確認

 車の保険といえば自賠責ではなく、任意保険のことを意味します。自賠責だけでは保険額が不十分ですので、任意保険に入っていないと、事故を起してしまったら、多額の賠償を背負うことになります。

 ただ、問題は、免許が取り立ての人で、とくに年齢が10代とかであれば、保険料が年間数十万と莫大になることです。

 免許取り立ての人は、とにかくこのことを自覚して、自分が運転する車がきちんと任意保険に入っているか?をまず確認しましょう。

 注意したいのは、車が任意保険に入っていても「運転者特約」といって、ドライバーの条件に年齢や免許取得年数が設定されている場合が少なくありません。つまり、任意保険に入っていても、免許取り立てだったり未成年だったりすると、保険の対象外になっている場合があるのです。

 実家の車であれば、確認のうえ、もし「運転者特約」が付いていれば、途中から運転者の条件を広げることができるので、保険条件の変更手続きをしてください。新たに任意保険をかけるよりも、安く済みます。

 任意保険のことを考えると、免許取り立てのひとがマイカーを所有するのは、かなりお金がかかります。しばらくは、レンタカーやカーシェアリングを利用するのも手だと思います。

 ただし、レンタカーでも免許取得から一定の日数が立たないと貸さないことも多いです。また、たとえレンタカーが借りられても、車両保険が効かずに、事故の時の車の修理が全額自己負担になるケースもありますので、レンタカーの保険の内容を必ず細かく確認するようにしましょう。

 なお、レンタカーの保険については⇒「レンタカーの保険は事故の時どこまでカバーするか?」の記事も参照してください。

 

 

 以上、免許取り立てのドライブでチェックすべき項目についてみてきました。

 他にもいろいろ自分なりの注意点が出てくると思いますが、結局は「慣れ」です。教習所で習った基礎を忘れずに、安全運転をいつまでも続けましょう!

 また、最低限知っておきたい車のメンテナンス方法について⇒「車の警告灯の意味と対策」の記事にまとめてありますので、こちらも参照してください。

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