秩父の紅葉。ドライブやハイキングで行く紅葉狩りの穴場スポット。

      2016/09/25

秩父の紅葉

 秩父地方は埼玉県の東側、群馬、長野、山梨の県境を持つ、広大な山岳地帯です。

 秩父三十四札所の巡礼の山々でもあり、由緒ある神社やお寺が点在し、パワースポットとして訪れる人気があるのが秩父です。

 さて、秩父の紅葉といえば、もう、秩父中が山なので、基本、どこもかしこも紅葉していて見どころだらけ、ということなのですが、この記事では、定番の紅葉ポイントや穴場ポイントなどおりまぜて、秩父の紅葉スポットを紹介していきたいと思います。

秩父の3つのエリアごとの特長

 秩父地方は、秩父市と秩父郡(小鹿野町、長瀞町、皆野町、横瀬町)からなる広大な地方です。秩父の紅葉ポイントを紹介するにあたり、この記事では、便宜的に秩父地方3つのエリア【大滝エリア】【城峯〜両神エリア】【長瀞エリア】に分けて紹介していきます。 では、3エリアの特長を簡単に見ていきましょう。

大滝エリア

【大滝エリア】は、秩父地方南側で雲取山・甲武信ケ岳・両神山の山系に囲まれた大渓谷地帯です。中津渓、秩父湖、三峰神社、大血川渓谷など有名な紅葉ポイントが連なります。秩父鉄道・三峰口駅から国道140号線が西へと伸びています。10月下旬〜11月下旬の見ごろ時期にはこのエリア全体で「大滝紅葉まつり」が開かれます。

城峯〜両神エリア

【城峯〜両神エリア】は両神山と城峯山の間にある小鹿野町、旧吉田町のエリアです。小鹿野町は祭りで奉納される「屋台歌舞伎」が伝統芸能として有名な町。吉田町は「農民ロケット」で知られる龍勢祭りがある町です。ユニークな文化を持つこのエリアには、志賀坂峠・八丁峠、城峯山、丸神の滝、秩父華厳の滝などの紅葉ポイントが点在しています。

長瀞エリア

【長瀞エリア】は、川下りで有名な長瀞をはじめ、周囲に「長瀞アルプス」と呼ばれる小さな山なみが続き、紅葉ポイントです。なかでも宝登山(ほどさん)にはロープウェイで紅葉を手軽に楽しめます。

秩父の3つのエリアは、どんなタイプの紅葉狩りに向いているか?

 以上が3エリアの概略になります。

 なお、この3エリア以外にも、秩父市街地周囲にも数々の紅葉ポイントがありますが、その紹介は別な機会に譲ります。

 さて、3つのエリアはそれぞれ違った特長を持っています。紅葉を観に行くタイプ別で、おすすめのエリアが変わってきます。

  • 【大滝エリア】…軽トレッキング、山歩きをしながら紅葉を楽しむ人向け。紅葉風景に事欠かないため、写真撮影を中心にしたい人にも。基本的には路線バス+歩きの移動も可能。ただし、最近は紅葉シーズンに渋滞が激しいので路線バス、マイカー共に要注意。
  • 【城峯〜両神エリア】…紅葉ポイントは広範囲に点在しているので、ドライブやツーリング向け。峠のワインディングと紅葉狩りを楽しんだり、奥深い谷に秘境の滝を訪ねる醍醐味が味わえる。群馬側の紅葉ポイントも同時にまわるコースもあり。
  • 【長瀞エリア】…長瀞はほとんど駅前に広がる紅葉のみごとな渓谷。駅近で普段着で、気軽に大自然に触れ合うことができるため、散歩がてらフラりと紅葉狩りに出かけたい人向け。

 このように、マイカーか?電車+バスか? 気軽にスニーカーで行くか?がっつりトレッキングするか?によってエリアを選択することができます。

 それでは、次に各エリアごとの紅葉ポイントを具体的に紹介していきましょう。

大滝エリア〜深山の渓谷の紅葉をトレッキングやドライブで


中津峡

 中津川を挟んでそそり立つ深さ100mのU字谷の渓谷。長さ10kmにわたり黄色系のブナやダケカンバ、赤系のカエデ、ナナカマド、ウルシなど紅葉の落葉樹が続きます。標高約600m。秩父の紅葉スポットしてはいちばんと言われています。

なかでも中津峡の真ん中あたりにある「女郎もみじ」が有名で、相原橋バス停から散策路と車道を歩いて、女郎もみじまで行けます。

 相原橋近くの「後藤商店」では名物の中津いもの田楽やしし鍋が味わえ、中津峡のグルメとして人気があります。

 また中津川へは1日4本のバスの便がありますが、中津川からの最終バスは、中津川バス停16:10発→ 西武秩父17:45着となっていますので乗り遅れに注意しましょう!。

三峰神社〜秩父湖

 近年パワースポットして、また金運や仕事運が高まるとして、大人気の三峰神社。赤く色づく境内は紅葉の名所としても知られています。10月下旬から11月下旬開催されている「大滝紅葉まつり」のメイン会場にもなっていて、期間中、夜はライトアップされます。

 秩父湖から三峰神社への車道も赤い絨毯にそまりとても美しいですが、最近は三峰神社の駐車場待ちで大渋滞していしまいます。三峰神社へ行くには、朝イチ狙いなど、時間帯に注意が必要です。

滝川渓谷

 国道140号の県境のどんずまりにあり、雁坂トンネルの手前の渓谷で、とても紅葉が美しいところです。渓豆焼橋、雁坂大橋がビューポイント。橋の上は車が止められないため、渓豆焼橋手前の「彩甲斐街道出会いの丘」の無料駐車場に車を止めてから、橋に向かいましょう。渓谷には降りられないため、ドライブの途中で立ち寄るポイント。

入川渓谷

 川又バス亭から、山道をトレッキングしてたどり着ける秘境。バス亭からは往復2時間ほどのコース。途中、森林鉄道として使われていたトロッコの軌道を通る、楽しいトレッキングコースです。がっつりとディープフォレストを楽しみたい方は、こちらがおすすめです。

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大血川渓谷

 大滝地区の入り口にある紅葉ポイント。荒川の支流に大血川(おおちがわ)と荒川の合流点付近の渓谷。周辺に駐車場と遊歩道がされていて、紅葉の穴場である金蔵落しの渓流など散策できる。険しいV字谷のため迫力がある紅葉風景が楽しめます。

ループ橋と奥秩父もみじ湖(滝沢ダム)

 国道140号は大滝の集落の先で秩父往還と彩甲斐街道に枝分かれ。秩父往還が秩父湖と三峰神社方面へ進むが、彩甲斐街道は中津川に沿って滝川ダム(奥秩父湖)方面へ。ダムの手前で川をまたぐループ橋あたりの紅葉が見事です。

城峯〜両神エリア〜峠や秘境の渓谷を巡る探検ドライブ

丸神の滝

 「日本の滝百選」に選ばれている美しい滝。76mの落差を紅葉で彩られた3段の崖を流れおちる。秩父の滝のなかでは大きさや見応えナンバーワン。道幅の狭い県道367号線を進み、駐車場から15分ほど登って到達。秘境感のある滝です。滝の回りを30分程で周遊できるので、ゆっくりと楽しめます。

志賀坂峠

 埼玉県と群馬県境にある標高780mの国道299号の峠。カエデ類の赤い紅葉が多く楽しめる場所として人気があります。さらに、志賀坂峠から八丁峠を経て両神山の西側を中津峡へと抜ける金山志賀坂林道は、秩父でも最も紅葉が美しい秘境とされています。バイクツリーリングなどで人気のコースですが途中、標高1240mを通る山岳ルートのため天候など変わりやすく注意が必要です。なおこの林道は、通行止めになっている時もあります。

城峯公園

 城峯山の北側中腹、群馬県境の神流湖を臨む山腹にある公園。10月桜(山桜紅)という冬桜が500本増えられていて紅葉時期に淡いピンクの花をつけます。赤・橙・黄の紅葉にピンク色が加わる、不思議で美しい光景を目にすることができます。

城峯山(じょうみねさん)

 標高1,037mの山で、頂上からは360度の展望が開け、赤黄に色づく秩父の山々をぐるりと見渡せます。(山頂の電波塔に展望台あり)。車で山頂直下まで到達することができます。山頂直下には平将門をまつったともいわれる古い神社、城峯神社があり、紅葉と神社のマッチングも美しいです。城峯神社も狼信仰の神社で、狼の狛犬があります。

秩父華厳の滝

 赤色チャートの岩壁に13mの落差で流れ落ちる滝。赤い岸壁に白い水が映える滝です。周囲の木々が紅葉に染まる頃が人気です。正直「華厳の滝」というほどの迫力はありませんが、周囲の紅葉ともバランスのとれた美しい滝です。

ミューズパークのイチョウ並木

 音楽ホールなどを併設した公営の公園。園内中央には延長3kmはば18mの遊歩道があり、ずっと向こうまで500本のイチョウ並木が続いています。見ごろは10月下旬から11月上旬。

長瀞エリア〜駅近で手軽に楽しめる紅葉

長瀞

 秩父の紅葉といえば長瀞。荒川を下る船から見る渓流の紅葉は最高。船は緩急のある動きで、のんびり感とスリルの両方が楽しめて退屈させません。

 コースはAコース親鼻橋~岩畳(急流スポットは小滝の瀬)、Bコース岩畳~高砂橋(急流スポットは大河瀬)となっていて、15分から20分ほど。原則ABの通しコースもありますが、紅葉時期は変則的になる場合もあります。下船後は長瀞駅まで無料シャトルバスが出ます。

 また、川下りコースがスタートスル親鼻橋下流には秩父鉄道の荒川橋梁がかかっています。ここを午前11時30頃と15時頃にSLパレオエクスプレスが通過します。紅葉と蒸気機関車という、とてもレアな風景を見ることができます。(通過の正確な時間は秩父鉄道へお問い合わせください)

月の石もみじ公園

 長瀞駅前にある無料の公園。イロハモミジ、オオモミジが40本植えられていて、赤のボリュームある紅葉はとても美しいです。長瀞とセットで鑑賞するのが定番コースです。夜はライトアップも。

宝登山

 長瀞駅の東がわへ徒歩15分。昭和な感じがするロープウェイですが、三峰ロープウェイが廃止されてしまったので秩父では唯一のロープウェイになります。

宝登山山頂へは5分ですが、長瀞や秩父の山々の紅葉が見渡せ、とても良い気分。山頂には鹿とサルが入る小動物園もあり、レトロ雰囲気満載で楽しめます。長瀞へ行ったら、是非立ち寄りましょう!

長瀞アルプス

 秩父鉄道の野上駅から宝登山へ尾根を歩く2時間〜3時間のハイキングコース。尾根伝いに、赤や黄色のみごとな紅葉が楽しめます。

以上、秩父の紅葉の見どころポイントについて説明しました。

秩父にはこの他にも、カエデの巨木がある神社や、紅葉が見事な林道や、歩きやすいハイキングコースなど、紅葉のポイントが多数あります。上記のポイントを起点にして、紅葉を探して秋の秩父路を歩き回ったり車やバイクで走り回るのも良いと思います。

最後に注意点として、山をハイキングやトレッキングする時は、クマ鈴の携帯をお忘れなく!奥秩父の標高の高いところはもちろんですが、長瀞付近でもクマが出ているそうです。

では、クマに気をつけながら、秩父の紅葉狩りをたっぷり楽しみましょう。

 

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