月を撮影するには? 大きな月の写真を撮る方法。スマホでは無理?

      2016/11/13

月の写真

 月は、満ち欠けや、時間帯によって、さまざまな表情を見せてくれます。

 日没後に西に浮かぶ三日月や、東から昇る赤い満月。明け方の下弦の月も印象的ですね。(参考記事⇒月の満ち欠けや呼び方)

 そんな魅力的な月を、写真に収めてみたいと思ったことはありませんか? 天体撮影は、以前はかなり専門的な知識と技術が必要でしたが、最近はデジカメの驚異的な進歩で、月の撮影が簡単になってきています。

 綺麗な月の写真を撮るためのコツや機材について調べてみました。この機会に月をバッチリ撮影してみませんか?

大きな月!と思ってスマホで撮ってもがっかりする理由

 月を、それらしく撮るためには、まず、超望遠レンズが必要になります。

 超望遠レンズは以前は、とても高価で巨大なもので、プロクラスの技術がないとなかなか扱えないものでした。が、デジタル時代になり、従来のレンズによる望遠に加え、デジタルデーター上で拡大するデジタルブーム機能により、超望遠が手軽に使えるようになってきています。

 望遠レンズの拡大の度合いは、通常、カメラ用語では焦点距離であらわし、スペックを比較するのに「35mm換算で●●ミリ」という言い方をします。

 夜中に、綺麗で大きく見える月に出会った時、思わずスマホで撮影すると、信じらられないくらい小さく写っていて、がっかりした経験を持っている人も多いと思います。

 スマホのカメラは通常35mm換算で28mm前後の焦点距離です。これは、「広角レンズ」と呼ばれる焦点距離で、できるだけ広い範囲のものが映せるような特徴をもっています。

 肉眼で月がとても大きく見える時でも、それは一種の錯覚で、超望遠レンズがないと、大きな月の写真はとれません。

 月の写真をとるには、35mm換算で2000mm〜3600mmの「超望遠」レンズが必要になるのです。

 以前は2000mmの望遠というとレンズを何十枚も重ねた特殊な機材でした。しかし、今では、デジタルズームとの組み合わせで、ふつうのデジカメで35mm換算で2000mmという超望遠が手軽に使えるようになってきているのです。

 このデジカメの超望遠機能を使えば、誰でも簡単に月のクレーターがくっきり写る写真がとれてしまうのです。

★2000mm〜8000mm相当の超望遠で、月のクレーターまではっきり撮影できる人気の高性能デジカメ

 一方、スマホ単体では、月を大きく撮ることはできませんが、スマホ外付けの望遠レンズは光学8倍〜12倍のものがあります。光学12倍のものですと35mm換算で300mmの焦点距離になります。画面一杯に広がる月の写真にはなりませんが、月の模様などがはっきりとわかる写真が撮影できるようになります。

 スマホアプリで「望遠効果」を出すものもあります。こうしたアプリは、あくまで「擬似的に」、つまり光学的にではなくデーター上で拡大します。すなわち拡大するぶん画質が落ちてしまうのです。クオリティーにこだわらなければ、「大きい月」を撮影して楽しむことができます。

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月の光の強さは昼間と同じ

 次に、月を撮影する時のコツについて見てみましょう。

 一般的に、暗い夜の撮影では、ISO感度をあげたりシャッタースピードを遅くする必要があります。これは、夜の光が、昼間の光に比べると、とても弱いからです。

 しかし、実は、月を撮影する場合は、光が弱いことをそれほど気にせず撮影することができます。というのも、月の光は、太陽光を反射しているものです。月と太陽、地球と太陽の距離は変わりませんので、実は月の光は、地球の昼間の明るさに匹敵するくらいの強さをもっているのです。

 とはいえ、やはり手ぶれを防ぐために、クリアな月の写真を撮るには、三脚が必須アイテムとなります。

 また、もうひとつ月の撮影で注意しなければならないのは、「大気の状態」です。

 よく冬の夜空などで、星がキラキラとまたたいて見える時があると思います。実は、こういう時は、大気が揺らいでいる状態で、こんな時は、くっきりとした月の写真はとれません

 季節的に月をはじめ天体写真を撮るのに適した季節は夏から初秋にかけ、太平洋高気圧の張り出しがある時期です。また、春や秋でも、移動性高気圧が通過した数日間を狙うと、大気の状態が安定し、クリアな月の写真が狙えます。

  
 

 以上、月の撮影方法について見てみましたが、デジカメの発達のおかげで、昔では考えられないくらい気軽に本格的な月の撮影ができるようになっています。

 スーパームーンや十五夜などのタイミングを狙ってみるのもの、楽しいものです。ちなみに、スーパームーンは定期的に訪れています。(⇒「スーパームーン次はいつ?」)。被写体として追いかけていけば、おもしろいでしょう。

 この機会に、「月の撮影」にハマってみるのはいかがでしょうか?

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