年間目標の立て方を具体例で解説。実現性をアップさせる3ステップ

      2017/03/11

 「年間目標」は、ものごとを実現したり結果を得るためには、とても大事なものです。

 でも、「とりあえず立ててる」みたいな感じの目標は、しばらくすると目標そのものも忘れさられてしまいます。それを、1年後にまた思い出して、「今年も1年間何も出来なかった〜」みたいな、そんなパターンにおちいる人も多いのではないでしょうか?

 せっかく目標を立てるなら、一歩でも、目標に近づいていきたいでものです。なんとなく「一年の目標」を考えるのではなく、1年のうちに少しでも実現させて結果が目に見える、そんな目標にしたいものです。

 そこで、この記事では、「実現性の高い目標を設定する方法」を説明していこうと思います。目標を実現に近づけながら、より濃ゆい充実した1年を過ごしてみませんか? 目標無くなんとなく過ごす1年と、実現可能な目標を立てて過ごす1年では、1年間の時間の濃ゆさが、まったくかわってきます。

無限の可能性のなかに、目標を立ててみよう!

 年間目標は、年末年始や年度のはじめに立てることが多いと思いますが、スタートのタイミングにはこだわらずに、「何かをやってみよう」と思ったら、とりあえず「年間目標」にして、プランを明確にしてみることをおすすめします。

 自分のための年間目標は、なんでもありです。可能性は無限大ですからね。

 「貯金する」「恋活する」「親孝行する」「痩せる」「資格をとる」「嫌な性格を直す」・・・。日常のなかのいろいろなテーマで、思いつくままに目標を立てられます。

 思いついたまま勢いで、TwitterやFacebookとかで宣言してしまう、という人も少くないでしょう。

 でも、いくつかのステップを踏んで、しっかりとした目標を立てると、より現実味のあるものになっていきます。

 毎年目標が、忘れ去られてしまい、今年もまた、おなじ目標をたててしまう・・・そんなタイプの人は、ぜひ一度、これから述べる方法で、じっくり目標を立ててみてください。

 「じっくり立てる目標」には次の3ステップがあります。

 

年間目標をじっくり立てる3ステップ

・あらためて自分を知る

・なりたい自分をイメージする

・目標をまとめ年間計画にあてはめる

 それぞれのステップについて、詳しくみていきましょう。

自己分析をして、あらためて自分を見つめ直してみよう

自分なりの目標を見つけよう

 目標を立てる前に、まず、あらためて「自分がどんな人間なんだっけ?」と確認してみましょう。そのことで、「ほんとうになりたい自分」が、すんなり見えてくるようになります。

 年末年始は、とくに、クリスマスで街の雰囲気がざわついたりとか、故郷に帰って同級生にあったりとかで、周囲が気になるシーズンでもあります。なので、ついつい周囲の知人友人と自分を比べたり、周囲の雰囲気に流されて、その勢いで「無理をした目標」を立ててしまうことがあります。

 そういう目標は、実現もしませんし、自分にあっていない目標だと、目標設定がマイナスにすらなってしまいます。

 周囲に流されずに自分を見つめなおした上で、「自分なりの目標」をしっかりたてること。・・・それこそが、目標を実現して充実した1年を過ごすための、大前提となります。

エニアグラムで自己分析をしてみよう

 自分を見つめ直す手助けとして、WEB上にある無料の性格診断を活用してみましょう。

 性格判断にはいろいろなものがありますが、よく当たると評判の「エニアグラム性格診断」をおすすめします。

 エニアグラムはもともと古代ギリシャや中国で用いられた円周を九等分した図形です。この図形が、9つの性格分類と結びつけられて「エニアグラム性格診断」として1960年代の米国で開発されたノウハウです。数十問の質問に答えていけば、9つの性格のどれに近いか?ということがわかります。

 米国ではアップルやGMなどの大企業が人事に活用したり、日本でも就活の自己分析などでも用いられるなど、信頼性が高い性格判断です。

 WEB上で無料でいくつかのエニアグラム診断を試すことができます。

 なかには2問だけの省略版がありますが、数十個質問が出るものをやってみてください。おすすめサイトはたとえば以下です。

http://www.enneagram.ne.jp/about/diagnosis/
https://uranailady.com/fortune/enneagram/
http://xn--9-ck6b740fv3idxh.com/sinndann.php

 診断ごとによって質問はいろいろですが、9つの性格タイプは、基本的に同じような傾向に分類されています。

 いくつかの診断を試してみると、共通する性格タイプが見えてくると思います。

 エニアグラム診断では、ひとつの性格を言い当てるのではなく、どの性格により近いか?ということを数値の段階で表してくれます。

 「自分ってこうだよな〜」「うんうん、こういう傾向だね」と「自分的あるある」がよくわかります。逆に、「やっぱり、こういうのは違うよね」みたいな、ものが見えてくることで、まわりの雰囲気や評価とかを抜きに、素直な自分に、あらためて向き合って確認することができるわけです。

目標を気ままに出してみよう

マインドマップで脳を活性化

 エニアグラムの性格診断で、自分の性格を確認したら、今度は、「マインドマップ」を使って、自分の日常のなかから、テーマややりたい事を、ざっくばらんに書き出してみましょう。

 性格を確認したあとにマインドマップをやることで、より素直に、すんなりと、自分のなりたいイメージが出てくるようになります。

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 マインドマップは、脳を活性化させながら、頭のなかの考えやアイデアを引き出しやすくしく、整理しやすくするためのツールです。やったこと無い人も、難しく考えずに、トライしてみてください。

 ふつうに頭の中だけで考えるよりも、いろいろなアイデアが、はるかに出て来やすくなります。

 マインドマップの基本的なやり方は、Youtubeなどで出て来るので検索してみてください。

目標設定のためのマインドマップ活用例

 マインドマップの最大のポイントは、はじめの太い幹に設定するBOIと呼ばれる部分です。

 BOIは、目次やカテゴリーみたいなものです。

 1年の目標を立てる場合には、自分の生活の回りのことを、いくつかのテーマに分類して、BOIに割り当ててみてください。

 それを眺めていると、それぞれのテーマについて、どんどんイメージがふくらんでくると思います。イメージがふくらまないテーマは、別なものに替えてしまいましょう。

 BOIを決めたら、「目標」ということにはこだわらずに、思いつくままにキーワードや絵でイメージを描きながら、枝を増やしていきましょう。

少し具体的な例をみてみましょう。

 以下の例は
https://www.mindmeister.com
という無料で使えるサイトで書いていますが、手書きでもぜんぜん構いません。手書きの方がやりやすいと思います。

 まず、セントラルイメージを設定します。手書きの場合は、カラフルにして簡単にイラストなどをつけると、イメージがふくらみやすくなります。

 次にBOI設定です。自分の生活や人生設計で、不可欠なこと、とくに大事にしたこと、こだわりたいことなどを分類して、テーマとして設定していきます。

 それぞれのテーマをさらに細かく分けていきます。

さらに枝分かれして、思いつくままに書いてきましょう。



 ひとつのBOIだけでなく、他のBOIテーマも並行して、どんどん書いていきましょう。その方が、次々と思いついて来ます。

 ネタが止まったら、しばらくおいて、またマップを眺めながめてみましょう。次のアイデアが出てくると思います。何日かに渡って、マインドマップを書く作業をすると良いでしょう。 

 マインドマップは、どこが完成ということもありませんし、別にグチャグチャで見栄えが悪くても構いません。あくまで自分の頭の中を見てみるためのツールです。マップそのものの完成度などは求めずに、とにかく、まずは手を動かして実際に書いてみることをおすすめします。

目標をまとめていこう

 マインドマップの枝が増えてきて一段落したら、あらためて、マップを眺めてみましょう。

「目標」的なものが、それぞれのBOIテーマごとに、いくつも出てきていると思います。

 マインドマップをながめながら、とくに気になる目標をピックアップして、目標の候補リストを作ります。

 ピックアップした目標候補リストのなかから、1年の目標として、どれを重視していくか、優先度をつけて、ある程度しぼり混んでいきましょう。

 こうしたステップを経て選び出した目標は、ただ思いついた目標とは、重みがぜんぜん違ってきます。目標設定の時点で、より実現に近づいた、一歩リードした目標になっている、と言えるでしょう。

 ただ、ここで安心しないで、注意したいのは、選んだ目標をできるだけ、具体的なプランにまで落とし込んでおくことです。

 目標が抽象的なままだと、絵に描いた餅で終ることが多いので、ここのツメを忘れずに行います。

 たとえば、
 「ボイトレに通いはじめる」
 という目標を設定するとします。

 時間とお金の都合がつけば、難しくはなさそうな目標ですが、このままの目標をかかげるだけでは、やはり、流されてしまい、1年後の年末に「今年もボイトレ行けなかった・・・」となりそうです。

 実現の可能性を高めるためには、具体的な目標やスケージュールに、落とし込んでおきます。

 

年間目標「ボイトレをはじめる!」

・3月までに体験レッスンを3教室受けて、決める

・ボイトレ費用を出すため、自炊&お弁当の日を週4に増やす。見ないDVDは借りない

・水曜日の定時あがりの徹底。周囲がなんと言おうと強気で。

 ・・・こんな感じで、より具体的で、期限などを設定した目標にしておきます。

 よく、一年の目標は、Facebookなどで公言したほうが良い、などとの意見もありますが、この記事で説明したように、じっくりと考え出した目標については、公言なんてする必要は一切ありません。

 ほんとうにやりたいこと、というのは、周囲に公言してプレッシャーをかけたりしなくても、実現するものなのです。

 

 

 以上、エニアグラムやマインドマップなどのツールを使い、しっかりとした目標をたてる方法について、説明しました。

 なりたい自分をブレずにイメージし続けるためにも、年一回、自分を見つめ直しながら、目標を立ててみてください!

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