横須賀カウントダウンで年越しを!詳細と楽しみ方や終電など注意点。

   

横須賀港

 横須賀カウントダウンは、横須賀港を舞台に行われる年越しのイベントです。地元横須賀以外からも多くの人が訪れる、人気のカウントダウン・イベントとして定着しています。

 戦前までは海軍の司令部=鎮守府(ちんじゅふ)がおかれていた横須賀港は、現在も、海上自衛隊・横須賀地方総監部や在日米海軍司令部(横須賀ベース)として、重要な役割を果たしています。

 カウントダウン・イベントそのものはそれほど大規模なものではありませんが、日本の近代化の礎(いしずえ)となった横須賀港の歴史を感じながら、新年を迎えてみるのも、よいものです。

 この記事では横須賀カウントダウンの詳細や注意点、そして、最低限知っておきたい横須賀港の歴史などについて述べていきたいと思います。

よこすかカウントダウンはどんなイベント?

よこすかカウントダウンの見どころとスケジュール

 よこすかカウントダウンの見どころポイントは以下の3点です。

・綺麗にライトアップされた船が浮かぶ夜景
・年越しと同時に打ち上げられる花火と、船の汽笛
・新年の夜空に照らされるサーチライト

港ならではの魅力がフルに活かされた、音と光が織りなすダイナミックな年越しセレモニーです。

 花火や汽笛など、年越しのセレモニーそのものは0時から5分間ほどの短い時間です。ですが、大晦日の夜から、ライトアップされた日米艦船を眺めたり、ステージパフォーマンスを見たり、無料配布される名物のカレースープで温まりながらと、楽しみながら年越しの瞬間を待てるイベントになっています。

横須賀カウントダウンスケジュール

・18時〜 ステージイベント開始、飲食ブース開始

・21時〜 艦船ライトアップ開始

・21時〜 22時頃、海自によるカレースープ無料配布(先着1,000名ほど)

・0時〜 花火(400発)汽笛、サーチライト

・0時5分 汽笛、サーチライト終了

・1時 艦船消灯 イベント終了

横須賀カウントダウンを楽しむポイント

 会場は「ヴェルニー公園」。横須賀港の生みの親である造船技師ヴェルニーの名が付けられたこの公園は、JR横須賀駅前から京急汐入駅前にかけて、海沿いの500mに整備されています。カウントダウンでは、自衛隊の艦船がよく見えるのはJR横須賀駅側ですが、京急汐入駅側のタックルベリーショッパーズの方に屋台とステージがあります。

 会場についたら、まず、ヴェルニー公園をはじからじまで歩いてみて、艦船イルミネーションをじっくり楽しみながら、カウントダウンの見学場所のアタリをつけておきましょう。

 ぜひチェックしたいのは、2015年に就航した護衛艦いずも。ヘリ空母とも呼ばれる大きな船はひときわ目をひきます。また、海上自衛隊の潜水艦も何台かライトアップされています。そして、遠目には米軍の艦船も同様にイルミネーションで飾られています。(艦船が入港しているかどうかは状況しだいです)

カレー発祥の地、よこすか

 ライトアップされた艦船をみながら年越しのビューポイントのあたりをつけたら、屋台の方に移動して、三浦半島のグルメを楽しんでください。

 屋台のなかに、海上自衛隊・上級海曹会のテントがあり、例年、先着1000人ほどに、、名物カレースープが無料で振る舞われます。例年9時〜10時過ぎ頃まで配布が行われています。

 そもそも、日本のカレーを産み出したのは海軍。その伝統を受けつぐ海自のカレーは「よこすか海軍カレー」として有名です。毎年5月には「カレーの街よこすか推進委員会」主催、海上自衛隊横須賀地方総監部が協賛により「よこすかカレーフェスティバル」が開催されています。

カウントダウンの場所取りや穴場は?

 カレースープをいただき、ステージや屋台をひととり見た後は、11時過ぎくらいから、なんとなく海沿いの場所をキープしはじめたほうがよいでしょう。だいたい、11時30くらいには、海側の前の方の場所が埋まってきます。直前に海の方に向かっても、人混みでよく見えない場合もありますので注意が必要です。

 自衛隊艦船に近いJR横須賀駅側に来ても、ステージのカウントダウンの合図は聞こえます。

 0時前に、それまで点灯していた艦船のイルミネーションが一斉に消え、花火が打ち上がります。そして汽笛とサーチライト。

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 5分間に凝縮された光と音のセレモニーは、なかなか見応えがあるものです。

 観覧場所の穴場としては、ショッパーズプラザの屋上駐車場から、という手もありますね。

カウントダウンクルーズの抽選に応募しよう!

 横須賀カウントダウンを、海から楽しむ「カウントダウンクルーズ」も運行されます。

 こちらは日頃、軍港めぐりで活躍している「シーフレンド7」の船上で年越しを迎えよるものです。

 23:00に汐入桟橋を出航し、イルミネーションをみながらビンゴ大会などして、海上からカウントダウンを楽しめます。フリードリンク付きで大人8,000円。 帰りは、24:15 汐入桟橋着という運行スケジュールです。

 限定100名ですが、先着ではなく抽選になっています。予約は12月1日9時よりネットおよび電話で受け付け後、抽選となっています。

終電に注意!

 1時まで、艦船のイルミネーションは続きますが、花火が終ると、だいたい会場を後にする人がほとんです。

 注意したいのは、東京方面へ戻る電車。JR横須賀駅、京急汐入駅どちらも終夜運転はしていません。ただし、最終の繰り下げ運転はしています。東京方面へ戻る人は、最終に乗り遅れないよう注意が必要です。

12月31日終電(2016年の参考例)

・横須賀線横須賀駅 0時30分発

・京急汐入駅1時2分/1時22分発

2017年の最終の時間については、JRまたは京急へ必ずお問い合わせするか駅などでご確認ください

横須賀港の歴史を知っておこう

昼間の横須賀港を見るには

 横須賀港は、全国に4つある海上自衛隊の基地のひとつです。
最近は「艦これ」ブームもあって、艦船好きな人たちのメッカとなりつつあります。

 海に面して小高い山の上から、から軍港を展望する人も少なくありません。
汐入駅近くの萬蔵寺(まんぞうじ)の階段をのぼると、「うらが道」と呼ばれる古道に出ます。うらが道を歩けば、小高い山の上から軍港を見渡せるビューポイントがいくつかあります

 昼間に訪れて、山からの展望を攻めるのも、ツウな楽しみ方となります。

また、より多くの艦船を見ようとするなら、安針塚公園、塚山公園の港の見える丘などから眺望するのもよいでしょう。

横須賀港は日本近代化の出発点

 横須賀港の歴史は、明治の近代化の歴史そのものであることもこの機会に知っておきたいですね。

 ペリー黒船来航後、日米修好通商条約・締結のために渡米した幕府使節団。そこに参加していた小栗上野介は、アメリカの海軍造船所を見学しました。小栗がそこで見たものは、船だけではなく船に必要な道具や機械もすべて製造する当時の「ハイテク先端工場」の姿でした。

 日本も技術を導入して造船所を作るべきだと考えた小栗は、当時、絹織物を主力産業としていたフランスの公使レオン・ロッシュと交渉し、生糸をフランスに輸出し、その利益でフランスから造船技術を導入する話をまとめました。

 そして、フランスから派遣された造船技師が、公園の名前にもなっているレオンス・ヴェルニーです。ヴェルニー公園には、横須賀港の父である、小栗上野介とヴェルニーの像が建てられています。

 戦前は、横須賀鎮守府が置かれ、海軍の中枢部として機能し、戦後は米軍に接収され、朝鮮戦争やベトナム戦争の基地として運用されました。その後は第7艦隊の空母の母港としての役割も担い、これまで、ミッドウェイ、インディペンデンス、キティーホーク、ジョージワシントン、ロナルドレーガンの各空母が順番に横須賀に配備されてきています。ちなみにジョージワシントン、ロナルドレーガンの2隻は原子力空母です。ロナルドレーガンは震災の時に「トモダチ作戦」で活躍した船です。

 また、横須賀港の一部は海上自衛隊の全国に4つある基地のうちのひとつとして、30隻以上の艦艇が配備されています。

横須賀港と戦争の歴史

 以上のように、横須賀港の歴史は、海軍の歴史であるとともに、日本の近代化や工業技術の発展の歴史でもあります。

 同時に、横須賀ではベトナム戦争中は後背基地として遺体処理などナマナマしいアルバイトなども日本人向けにあったように、戦場と直結した場所でもありました。

 また、原子力空母の寄港や配備に激しい反対運動が起こった時代もありました。

 横須賀港はれっきとした「軍港」ですので、ひとたび戦争が起これば「銃後」として機能するということは、忘れてはいけませんね。

 きな臭い東アジア情勢が続く昨今ではありますが、横須賀港が「戦場の後方」とならずに、平和安定の抑止力として機能することを願うばかりですね。

 

 

 以上、横須賀カウントダウンと横須賀港についてみてきました。

 横須賀港のいろいろな歴史や、その役割をふまえたうえで、現在、日本の平和と安定を守る横須賀港のすべての人々や艦船に敬意を表しつつ、世界平和の願いをかけながら、カウントダウンに参加しましょう!

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