光のページェントの穴場。仙台、新潟、高崎、京都など、どこが良い?
2017/11/12
「光のページェント」といえば、仙台の冬の街を美しく彩る、街路樹イルミネーション・イベントです。定禅寺通りの街路樹160本のケヤキが60万球のLEDで飾られ、シャンパンゴールドに輝きます。
「SENDAI光のページェント」は、そのヴォリュームある華麗さや、木のトンネルの美しさからして、日本を代表する街路樹イルミネーションと言えます。地元民はもとより観光客にも大人気です。
また、1986年に仙台からはじまった「光のページェント」は、全国各地に波及して、今では、冬のイルミネーションの代名詞になりつつあります。
この記事では、仙台・光のページェントの見所や穴場について詳細をお伝えするとともに、全国各地の「光のページェント」も紹介していきます。
仙台・光のページェントの見所と穴場
「光のページェント」の意味は?
ページェントとはもともと、クリスマスにイエス・キリストの誕生を祝う生誕劇のことです。
ページェントは野外で行われるイベントの意味としても使われる言葉なので、クリスマス時期の野外装飾イルミネーションのことを「光のページェント」と呼ぶようになりました。
もともと造語というか和製英語なのですが、今ではすっかり定着して、全国各地でイルミネーションのことを「光のページェント」と呼ぶようになってきています。
なお、混乱しやすい生誕劇については⇒クリスマスページェントの意味とは?の記事も参照ください。
仙台・光のページェントの穴場とジンクス
SENDAI光のページェントは、12月上旬〜31日、点灯時間は17時30分〜22時の予定で開催されます。
メイン会場は、中央分離帯の歩道にケヤキの並木が4列で並ぶ定禅寺(じょうぜんじ)通りです。
勾当台(こうとうだい)公園から西公園までの間の定禅寺通り800mが、シャンパンゴールドに輝く光のトンネルになります。
葉を落としたケヤキが、たっぷり贅沢にゴールドの光を纏(まと)い、光のアーチを作り出し、息をのむような美しさです。
木の枝から垂らすように設置した電飾がユラユラと揺れるのも、まるで光が生きていいるかのようで、とても感動的です。
また、勾当台公園では、期間中、屋台とアイススケートリンクが設置され、23日には「サンタの森の物語」と題されたパレード&ライブ・イベントが開催されます。
仙台駅側にある勾当台公園から、定禅寺通りの途中にある文化施設「せんだいメディアテーク」まであたりが、常に混雑しています。
逆に、広瀬川沿いの西公園側からのアプローチは、街路樹の枝ぶりもとくに美しく、人混みも比較的少ないので、穴場となっています。
また、仙台光のページェントにまつわる都市伝説として、
「カップルで来ると別れる」
というジンクスが有名ですね。
一方で、シャンパンゴールドの電球のなかに、ひとつだけあるピンクの電球を見つけたカップルは、永遠に結ばれる、とも言われています。
ピンクの電球は、30万の明かりにのなかから、どうやって見つけたらよいでしょう? では、さらに詳しく、仙台光のページェントの詳細情報をチェックしてみましょう。
SENDAI光のページェント・見どころと、楽しむポイント
time style=” font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px;” datetime=”2017-03-27T13:44:09+00:00″>2017 3月 27 6:44午前 PDT
▲定禅寺通り沿いの飲食店からは、どこも眺めがバッチリ。屋台も良いが、お店からゆっくり眺めるのも雰囲気がある。早めのご予約を。●西公園…蒸気機関車C60もライトアップされ、銀河鉄道のイメージに。人混みを避けたいならおすすめの穴場。西公園側からの光のトンネルは撮影にも適している。●サンタの森の物語…12月23日に、光に満ちた定禅寺通りで催される市民パレード。サンタクロースやトナカイに扮した市内の各団体が出演。なかでも、楽天イーグルス公式チアリーダー「東北ゴールデンエンジェルス」とベガルタ仙台のチアリーダーズ「ベガチア」は人気。●るーぷる仙台「光のページェント号」…仙台駅前発17:30〜20:00全9便。仙台駅から光のページェント会場をレトロなバスに乗り50分で回る、特別観光便。途中下車はなしで、車内からじっくり光のページェントを鑑賞できます。
▲レトロなバスにのり、車窓から光の街を鑑賞するのもよい。スポンサーリンクでは、ここからは、仙台以外の「光のページェント」と名のつくイベントをいくつか紹介しましょう。一口に「光のページェント」と言っても、それぞれ、仙台とはまったく違った雰囲気で、個性的な光のイベントになっています。
長野・国営アルプスあづみの公園・光と森のページェント
長野県安曇野市の北アルプスのふもとに広がる広大な国営アルプスあづみの公園内で、2箇所で分散して開催されるイルミネーション・イベントです。70万球の光が広がる光と音楽の幻想的なショーは家族連れやカップルに人気です。樹木と人工物を上手くコラボレーションした装飾は見ごたえがあります。ドライブで訪れるのがおすすめです。
【開催期間】例年11月中旬〜1月成人の日まで16時〜21日まで。
▲広々とした空間をぜいたくに使ったイルミネーションの数々が見れる。防寒対策はしっかりしてでかけましょう。光と花のページェント クリスマスフラワーショー 淡路・奇跡の星の植物館
兵庫県立淡路夢舞台の一角にある「奇跡の星の植物館」は、感動空間創造実験型植物館として、都市と自然の共生をテーマにしたガーデン展示に力を入れています。
冬季の目玉展示として、100種類2万株のホワイトフラワーとイルミネーションのコラボ「光と花のページェント」が開催されます。
【開催期間】展示期間は2017年11月18日〜2018年1月14日。夜間イルミネーションは12月1日〜10日、12月15日〜24日の間、夜21時まで。
▲白をテーマにしたホワイトガーデンをライトアップする、ここでしか見られないアーティスティックな世界。新潟・光のページェント
新潟駅南口の200本のけやき並木で、1kmにわたり26万個のイルミネーションが照らします。仙台のような大イベントではなく、ささやかなイルミネーションですが、雪とイルミネーションのコラボが見れる確率は、仙台よりも高いのが特徴です。【開催期間】2017年12月8日〜2018年1月31日17時〜24時30分
▲新潟の光のページェントは雪が降っている時が良い。高崎・光のページェント
群馬県・高崎市の高崎城址のお堀やタブの木広場を中心としたイルミネーション。光るオーナメントボールが特徴的で、お堀の池に光のボールが浮かぶ。また、子供たちが作成するオブジェ「光のキャンパス」など、他では見られないユニークなイベントとなっています。【開催期間】例年11月23日〜1月成人の日の予定。
▲2016年の高崎光のページェントでは、水面に浮かぶ光のボールが幻想的な光景を創り出した。京都・城陽市・光のページェントTWINKL JOYO
京都南部の城陽市の鴻ノ巣山運動公園で開催される、市民参加型のアットホームなイルミネーションイベント。市内のボランティアや学生たちによる装飾や、市内の企業が協力してソーラー発電やバイオマスなど、クリーンなエネルギーを提供しているのが特徴のひとつです。【開催期間】例年12月1日〜12月25日17時15分〜21時30分の予定。
▲小さい子供のいるファミリーが安心して参加できる、光のイベント。
以上、日本各地の「光のページェント」について紹介しました。
やはり、仙台のものがダントツで規模もでかく充実しています。わざわざでかける価値があるのは、やはり「SENDAI光のページェント」ですね。
一方、各地の「光のページェント」も、それぞれ各地で工夫を凝らしたイルミネーションになっているので、近くを訪れる機会があれば、立ち寄ってみると良いでしょう。
いずれにせよ、イルミネーションにはそれなりのコスト(お金のめんやエネルギーの環境面で)がかかっています。募金で運営しているところも多いので、気持ちのぶんの募金はしてから、たっぷりと楽しみましょう。
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