自治宝くじとは? ブロックくじやジャンボなど宝くじ種類の一覧表

      2016/12/12

宝くじ売り場

 宝くじといえば「ジャンボ宝くじ」が有名ですが、「自治宝くじ」という言葉もよく耳にすると思います。「自治宝くじ」とはどのことを指すのでしょうか? また、「ジャンボ宝くじ」と「自治宝くじ」の違いはあるのでしょうか?

 宝くじは、思いのほか多くの種類があり、公式ページを見ても、その全容が把握しにくいです。

 そこでこの記事では、自治宝くじの種類や特徴について、全体像がわかるように、まとめてみました。

 宝くじは、当選確率が決して高くないので買い過ぎやハマり過ぎに注意したいですが、「買わなきゃ絶対当たらない」のも事実。宝くじの種類や仕組み知ることで、ちょうどよい距離感で宝くじを楽しめる手助けになれば幸いです。

自治宝くじとは? 公営くじの種類にはどんなものがある?

なぜ、「自治」宝くじ、という呼び方をするの?

 「自治宝くじ」という呼び方を、一度は聞いたことがあると思います。

 「自治宝くじ」は広い意味と狭い意味で使われる場合があるので、ちょっとややこしいですが、宝くじの種類を整理しながら、自治宝くじの意味と特徴についてみてみましょう。

 まず、広い意味では、現在の宝くじはすべて、「自治宝くじ」です。

 「自治」とは地方自治体のことで、都道府県と政令指定都市が主催者になっているのが「自治宝くじ」です。

 宝くじの収益金のうち、当選金として購入した人に還元されるのは、47〜49%ほど。残りの約50%のうち、宝くじの運営費10%を引いた40%は、主催者である地方自治体が運用する予算となります。

 たとえばの例ですが、平成25年のさいたま市の歳入総額4,475億円のうち0.8%にあたる約36億円が宝くじからの収入になっています。

 つまり宝くじを購入することで、たとえ当たらなくても、地方自治体の運営に貢献できるわけです。宝くじが、公営くじとして認められているのは、このように、購入者だけではなく公共の利益のためになるからです。ようするに、宝くじとは、「地方自治体への寄附付きのくじ」というふうに考えても良いわけですね。

公営くじの歴史

 さて、現在の宝くじはすべて、「自治宝くじ」なのですが、実は、かつて「政府発行の宝くじ」というものがあったのです。

 「政府発行の宝くじ」は、終戦直前の昭和20年7月に第一回が「勝ちくじ」の名称で発売されました。これは、戦費調達のために行われたものです。

 終戦後も、インフレを抑制する目的で、「政府宝くじ」が昭和28年まで発行されていました。

 一方、昭和21年には、政府ではなく、都道府県など地方自治体が発行して、戦後の復興資金を調達する「地方宝くじ=自治宝くじ」がスタートします。

 政府宝くじが昭和28年に終了したあとも、地方自治体が発行する宝くじは続けられて、現在に至ります。

 このように歴史的に見れば、現在の宝くじ(ジャンボやナンバーズやロトなど)は、すべて「自治宝くじ」と言えるわけですね。現在の宝くじが、すべて、地方自治体を統括する総務省の管轄下で運営されていることからも、宝くじは「地法自治体」のためのくじである、といえるわけです。

 ところで、2001年(平成13年)にはじまったスポーツ振興くじ(totoとBIG)は、国が文部省の管轄で行っている公営くじです。スポーツくじの収益金の一部は国の予算になる他、スポーツ団体や地方自治体のスポーツ関係の助成金にあてられています。

公営くじの種類

自治宝くじ…ジャンボ、スクラッチ、ナンバーズ、ロト、地方くじ、ブロックくじ、医療振興くじ、など地方自治体の財源となる宝くじ(管轄は総務省)

政府宝くじ…終戦直後にインフレ抑制のためにあったが現在は廃止

スポーツ振興くじ…totoとBIG。2001年より国が中心になって運営(管轄は文部省)

自治宝くじ(普通くじ)の種類

普通くじ、数字選択くじ、スクラッチ

 さてでは次に、「自治宝くじ」の分類をさらにみていきましょう。

 自治宝くじは、まずタイプ別に3つの種類に分けられます。それが「普通くじ」「スクラッチ」「数字選択くじ」です。

自治宝くじの種類

普通くじ…発売期間終了後に、抽選が行われるスタンダードなタイプ。全国一斉のジャンボや、全国4つの区域で行われるブロックくじなどがある。普通くじ全体で、年に35回前後、発行されている。(詳しくは⇒普通くじ一覧表も参照)

スクラッチ…購入直後に番号をスクラッチして、その場で当選かどうかがわかるスピードくじ。常時発売されている。

数字選択くじ…ナンバーズとロトがあり、それぞれルールーに従って当選番号を選ぶもの。原則、毎週抽選が行われている。

 このように、ナンバーズやロトなどもふくめて「自治宝くじ」となっています。

「普通くじ」にはさまざまなタイプがある

 それでは次に、宝くじの種類のなかで、もっともわかりにくい「普通くじ」の種類の詳細を見ていきたいと思います。

 普通くじは、発行の仕組みごとに3つに分類されます。それが
「全国自治宝くじ」
「ブロックくじ」
「レインボーくじ」

です。

 このうち「全国自治宝くじ」と「レインボーくじ」は、全国単位で販売されて抽選が行われます。それに対して、「ブロックくじ」は、都道府県を4つのブロックにわけて販売・抽選されるくじになっています。

 このことから、「自治宝くじ」という呼び方が、「全国自治宝くじ」の意味あいで、「ブロックくじ」に対する名称として使われることもあります。つまり狭い意味での「自治宝くじ」は、「ブロックくじ」の対になる呼び方、ともいえるわけです。

公営くじの種類
自治宝くじ 普通くじ 全国自治宝くじ ジャンボ宝くじ
全国通常宝くじ
ブロックくじ 200円くじ(初夢、新春、幸運の女神、ビッグチャンスなど)
100円くじ
レインボーくじ(地域医療等振興自治宝くじ)
スクラッチ
数字選択くじ ナンバーズ
ロト6
ロト7
ミニロト
政府宝くじ 現在は廃止…昭和20年〜28年まで
スポーツ振興くじ toto
BIG

 宝くじの種類は、少し複雑ですが、上の表もよく見ながら、さらに種類を整理していきたいと思います。

 まず、「全国自治宝くじ」は、おなじみの「ジャンボ」と、「全国通常宝くじ」の2種類に分けられます。

 また、「ブロックくじ」は、200円のもの100円のものに分けられます。

 さらに、収益金を医療の充実にあてる「レインボーくじ」もあります。

 種類が多くややこしいですが、これらの宝くじ(普通くじ)のなかで、ポピュラーでとくに人気があるのは、「ジャンボ」と「200円のブロックくじ」になりますので、まずはこのふたつをおさえておくのが、とっかかりとしては良いかと思います。

 では次に、それぞれのくじの特徴について、ポイントを見て行きましょう。

ジャンボ宝くじ

 おなじみのジャンボ宝くじです。
2月〜3月「グリーン」
5月〜6月「ドリーム」
7月〜8月「サマー」
9月〜10月「オータム」
11月末〜12月「年末」

の5種類があります。

 くじ価格は300円。1等賞金額は3億〜7億です。1等の当選確率は1,000万〜2,000万ぶんの1です。

 いずれも「ユニット制」を採用しているため、売り切れがありません。(ユニット制については⇒「年末ジャンボ初めての買い方」の記事を参照してください。

 また「ドリーム」「サマー」「年末」には、それぞれ、賞金額が低く、当選率をあげた「ミニ」が用意されています。さらに、年末はとくに1等の確率が2,000万ぶんの1で低いため、さらにあたりやすい「プチ」が用意されています(⇒「年末ジャンボプチの確率がヤバい!」の記事も参照ください)。

全国通常宝くじ(協賛くじ)

 ジャンボ以外の全国一斉に発売されるくじは「全国通常宝くじ」と分類されていますが、実際には「○○協賛くじ」として、年数回、臨時的に発売されることがほとんどです。

 これらのくじは、収益金が使われるイベント名に合わせて、たとえば「ワールドカップ2019協賛くじ」や「東京2020年大会協賛くじ」などの名称で発売されます。

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 くじの価格が200円と安いこと、ユニッット制ではないため売り切れになる、という点がジャンボとの違いになります。

ブロックくじ(200円)

 ブロックくじのなかでも200円のシリーズは、ジャンボに次いで人気がある宝くじです。

 200円のブロックくじは、
「初夢宝くじ」
「新春運だめしくじ」
「バレンタイン女神くじ」
「春きららくじ」
「春爛漫くじ」
「幸運の女神くじ」
「秋のビッグチャンスくじ」

などの名前が付けられて、年に8回ほど行われます。

 ブロックくじは、全国の都道府県を「東京都」「関中東」「近畿」「西日本」の4つのブロックに分けて運営されているのが特徴です。

 くじの価格や発売日・抽選日は全国共通ですが、当選確率は、ブロックごとに微妙に異なります。抽選もブロックごとに行われます。一等の賞金は、一部の例外を除いて、原則的には、全国共通です。場合により売り切れがあります。

 くじの発行部数の関係から、1等の当選確率は、「近畿」が最も高く、「関中東」が低い傾向にあります。ただ、2等以下になると、当りやすさが逆転し、一概には比較できません。

 また、当選確率は、くじの種類によって、250万ぶんの1〜800万分の1、とかなり大きく変わります。いずれにせよジャンボよりは、あたる確率は高くなっている(ミニやプチよりは低い)ので、ジャンボが無い時期に購入する宝くじとして、人気があります。

 ブロックくじの当選確率などについては、こちら⇒「初夢宝くじの当選確率とブロックくじの傾向と対策」の記事も参照ください。

ブロックくじ(100円)

 年に10回ほど発売されている、100円のブロックくじです。

 賞金額が回によって777万円〜3000万円といろいろなので、当選確率も、回やブロックによってかわってきます。当選確率は、おおむね150万〜300万ぶんの1ぐらいとなっています。

 100円ですので、気軽に、枚数も多めに買えるところがポイントになっています。

レインボーくじ(地域医療等振興自治宝くじ)

 栃木県にある自治医科大学の運営費を集めるための、特殊な宝くじ。年3回ほど発行されるが、くじのタイプは抽選やスクラッチなど場合によって異なり、くじ価格や当選額も異なります。

 発行主体は栃木県ですが、発売・抽選は全国区で行われます。

 自治医科大学は、全国の医療格差を是正する目的で設立されていて、学費が安く、地方の医者を目指す人が入学しやすい一方で、卒業後何年間かは出身地で勤務することが義務づけられています。

 つまり、レインボーくじを買うことは、日本中の医療の充実に貢献するということになります。

普通くじ一覧表

 以上、「自治宝くじ」のうち「普通くじ」の種類について、説明してきました。

 2016年に発売された、「普通くじ」のすべてを一覧にしてありますので、どのくじを選ぶか? 考える参考にしてみてください。

 毎年、おおむね、以下の表のようなタイミングで「普通くじ」が発売~抽選されています。詳しい発売スケジュールは、宝くじ公式サイトを参照してください。

自治宝くじ・普通くじの一覧(2016年の例)
くじ名称 平成28年の抽選日 くじ分類 一等賞金 価格 1等の当選確率
初夢宝くじ 1月14日 ブロック 1.5億円 200円 1/600万〜800万
100円くじ 1月28日 ブロック 777万円 100円
新春運だめしくじ 2月4日 ブロック 8000万円 200円 1/400万〜400万
100円くじ 2月18日 ブロック 777万円 100円
バレンタイン女神くじ 2月25日 ブロック 5000万円 200円 1/250万〜300万
100円くじ 3月10日 ブロック 3000万円 100円
グリーンジャンボ 3月25日 ジャンボ 4億円 300円 1/1000万
100円くじ 3月31日 ブロック 1000万円 100円
春きらきらくじ 4月4日 ブロック 5000万円 200円 1/150万〜300万
春爛漫くじ 4月14日 ブロック 6000万円 200円 1/250万〜450万
100円くじ 4月21日 ブロック 2000万円 100円
ラグビーワールドカップ2019協賛くじ 5月12日 全国通常 3億円 200円 1/1250万
100円くじ 5月12日 ブロック 1000万円 100円
100円くじ 6月23日 ブロック 777万円 100円
ドリームジャンボ 6月9日 ジャンボ 5億円 300円 1/1000万
ドリームジャンボミニ 6月9日 ジャンボ 7000万 300円 1/100万
幸運の女神くじ 7月7日 ブロック 4000万円 200円 1/250万〜350万
100円くじ 7月14日 ブロック 1000万円 100円
レインボーくじ 8月4日 地域医療 1,000万円 100円 1/500万
サマージャンボ 8月9日 ジャンボ 5億円 300円 1/1000万
サマージョンボミニ 8月9日 ジャンボ 7000万 300円 1/100万
レインボーくじ 8月18日 地域医療 3,000万円 200円 1/500万
東京2020大会協賛くじ 9月8日 全国通常宝くじ 1億200万円 200円 1/1000万
幸運の女神くじ 9月23日 ブロック 3000〜5000万円 200円 1/250万〜400万
100円くじ 10月6日 ブロック 1500万円 100円
オータムジャンボ 10月21日 ジャンボ 3億円 300円 1/1000万
100円くじ 10月27日 ブロック 1000万円 100円
秋のビッグチャンスくじ 11月10日 ブロック 5000万円 200円 1/250万〜375万
レインボーくじ 11月25日 地域医療 3000万円 200円 1/750万
100円くじ 11月25日 ブロック 1500万円 100円
年末ジャンボ 12月31日 ジャンボ 7億円 300円 1/2000万
年末ジャンボミニ 12月31日 ジャンボ 1億円 300円 1/143万
年末ジャンボプチ 12月31日 ジャンボ 1000万円 300円 1/10万
★100円くじの当選率は、ブロッグ毎、くじの回数毎に異なります。おおむね1/150万〜300万。

 

 

 以上、「自治宝くじ」の意味と、自治宝くじのうちの「通常くじ」について、その種類について見てきました。

 回ごとにいろいろな条件が変わってくるので、公式ホームページで確認しながら、当選金額などを確認してみてください。

 なお、宝くじは、あくまで「寄附を兼ねたくじ」ですので「投資」としては成り立たちません。あまり多くの額を宝くじに注ぎ込むことは賢明ではありませんので、そのあたりは注意したうえで、宝くじを楽しんでいきましょう!

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