アポロ計画の真実。月へ行った人は何人? 月旅行の実現はいつ?

      2016/09/04

アポロ計画

 月に行った人類は、これまで何人でしょう?

 アメリカのアポロ宇宙船で、人類が月面に着陸したことはなんとなくわかっているけれども、これまでどれくらいの人が、合計何人くらい月に行ったのか? 案外そこまでは知られていませんね。

 また、最近では、日本の月探査衛星「かぐや」の活躍が話題になりましたが、最新の月探査の状況はどうなっているのでしょうか?

 そして、「月旅行」が出来るような時代になるのでしょうか?

 

人類を月へ届けたアポロ計画の背景

 人類が月へ飛び、月面に降り立つという快挙がなされたのは、1969年7月20日のことです。

 アポロ11号の宇宙飛行士アームストロングとオルドリンの2名が、月面を歩く様子は、当時TV放送され、人類史上大きなできごととして地球の人々に感動を与えました。

 このアポロ計画の実現には、実は政治的な背景がありました。

 1960年代当時、アメリカとソ連の2大国は、資本主義と社会主義というふたつの思想のどちらが優れているか?を、真剣に競い合う関係でした。

 今では考えられないほど「国家の威信」に対する執着は強く、あらゆる分野でお互いが「絶対に負けられない!」という考えで、国の総力をあげて、競争をしていたのです。

 特に、宇宙開発は、米ソ両国の「国家の威信」をかけた競争の舞台となり、その結果、科学技術は、これまでにない程の目覚ましい発展を遂げました。

米ソの宇宙開発競争の歴史

 宇宙開発では、ソ連が先制していました。1957年に人類初の人口精製スプートニク1号を打ち上げ、1961年にはボストーク1号に乗ったガガーリンが、人類史上はじめて、宇宙空間を飛び、はじめて地球を実際の目でみた人として「地球は青かった」との言葉を残しました。

 また、ソ連が1957年から進めていた月探査「ルナ計画」では、1959年に探査衛星「ルナ3号」がはじめて月の裏側を撮影、1966年にはルナ9号が、世界ではじめて無人での月面着陸に成功しました。

 宇宙開発では、遅れをとっていたアメリカが、国家の威信をかけて、事実上無制限の国家予算を注ぎ込んで、月面への有人着陸を、ソ連にさきがけて達成しようと計画しました。それが、「アポロ計画」です。

 アポロ計画は、冷戦構造という「思想的対立」による米ソのしのぎ合い、つまり、ぜったいに「ソ連や社会主義には負けられない」という強い動機があったからこそできたことも言われています。

月へ行った人は、全部で何人?

 さて、これまで、月に行った人間は、何人になるのでしょう?

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 まず、1968年12月に、アポロ8号が初めて月の軌道を周回するミッションに成功しました。アポロ8号の3人の宇宙飛行士は、月の地平線に昇る地球を見ながら、クリスマスに地球へメッセージを送りました。

 その後アポロ10号がふたたび月の軌道を周回し、テストを繰り返し、アポロ計画11号が、人類史上はじめて2人の宇宙飛行士を月面に立たせる道筋を作りました。

 その後、12号、14〜17号まで、合計6回にわたり宇宙飛行士が月面に到達し、月面探査船での探索をおこなっています。

 アポロの乗員は、毎回3名ですが、1名は、月の軌道を周回する母船で待機して、2名が月着陸船で、月面に降り立ちます。ですので、月面に降りたのは、2名×6回で、通算で12名が月の地面を踏んだことになります。

 月面へは降りていないけれども月の軌道まで到達した宇宙飛行士は12名、合計24名が「月へ行った人類」と言えます。

 

アポロ計画から50年。月旅行は何時?

 最後のアポロ17号は1972年12月、それから40年間、現在に至まで、月に行った人はいません。

 …こうしてみると、アポロ計画で、月に人間が行ったのは夢だったような気もしてきますね。

 人類の月面歩行の映像がフェイクだというデマまで、まことしやかにささやかれてしまうほどです。

 実際には、アポロの宇宙飛行士たちは、月からさまざまな岩石を持ち帰り、その岩石が、地球や月など、惑星や衛星が出来る仕組みの謎を解く手がかりとなり、現在でもその情報をベースに研究が進められています。

 最近は、日本の月周回衛星「かぐや」が、さらに詳細な月の地殻データーを収集することで、月の表と裏の正確な地形図が完成されました。

 近年は、人間こそ行っていないものの、月探査機が次々と打ち上げられ、月の資源を開発する情報を、各国が競って収集するような状態になっています。

 特に、月の岩石から酸素や水を取り出せる可能性が高まっています。これがきっかけとなって、月の開発が一気に進むかもしれません。

 民間ベースでも月の開発へ参入する動きがあります。⇒グーグルが主催する月探査機レースには日本からも開発チームが参加し、日本の多くの企業がスポンサーになっています。

 この流れで、一気に月の開発が加速するかもしれませんね。
 

 

 アポロ11号で月面に人類が立ってからやがて50年近い歳月が流れていますが、気軽に月旅行へ行けるような時代は、そう遠くない未来かもしれませんね。

 

 

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