ずんだシェイクのカロリーは? 気になる枝豆・青豆スイーツの魅力。

      2017/08/14

ずんだ

 話題のスイーツ、「ずんだシェイク」。あまりの美味しさについつい2杯飲んでしまう人もいますが、カロリーが気になるところですよね?

 そこで、ずんだシェイクのカロリーを、ざっくり計算してみました。

 結論を言えば、100gあたりで140kcalぐらいになることがわかりました。

 計算は、一般的な手作りのずんだシェイクのレシピをベースにしています。
枝豆150g…150cal
バニアイス100g…200kcal
牛乳150g…100kcal
砂糖大さじ2(18g)…60kcal
100gあたりで約140kcal

 ちなみに他のシェイクやアイスと比較するとこんな感じです

100gあたりカロリー比較
マックシェイク 約114kcal
スタバ・キャラメルフラペチーノ 約115kcal
ずんだシェイク(手作り) 約140kcal
抹茶アイス 約217kcal

 枝豆が入っているぶん、ふつうのシェイクよりは、若干カロリーが高めだけれど、アイスよりは低い、ということが言えます。


ずんだシェイクが大ヒットの理由は?

 ずんだシェイクは、仙台のお菓子屋さん「ずんだ茶寮」がはじめた、ずんだ味のシェイクです。

 仙台伝統のずんだ餅の枝豆ペーストをシェイクと合わせたところ、和洋折衷がベストマッチで、ハマる人が続出しています。

 わざわざ「ずんだシェイクを飲みに仙台に出かける」人がいるほどのヒット作となりました。

 枝豆とシェイクという、とくに夏には絶対欲しくなるふたつの食材の組み合わせ、そして、ずんだ餅よりも軽くスマートにずんだ味が味わえる手軽さ、とヒットの実力を充分にもったスイーツです。それがTVでマツコデラックスさん絶賛で紹介されたことなどもあり、数年前に大ブレイクし東京進出を果たしました。

 「ずんだ茶寮」のずんだシェイクは、仙台以外でも、下記で味わうことができます。

ずんだシェイクが飲めるところ

・羽田空港

・東京駅大丸

・渋谷駅東急フードショー

・東北道・羽生SA下り

・札幌駅エスタ

・大丸梅田店

▲渋谷に上陸したと話題の「ずんだシェイク」。

枝豆は日本のソウルフード?

 「ずんだシェイク」の人気ぶりをみると、「ずんだ」は、今後、たとえば「抹茶味」のような、定番フレイバーとして定着していくのではないか・・・?とすら思えてきます。

 ずんだは、茹でた枝豆を粒々が残る程度にすりつぶして、砂糖と混ぜるだけのシンプルなペーストですが、枝豆の香りと味を上手に引き出した絶品です。

 まだずんだを食べたことのない人もいると思いますが、「えだまめが嫌い」とかでなければ、必ず納得するのが「ずんだ」の味です。「あぁこの味があったんだ・・・」と、はじめて食べても懐かしい風味が口の中に広がる感じがたまりません。

▲「ずんだ」味は、地元仙台だけでなく、もはや国民的なフレイバーに?

 そもそも枝豆は「日本人のソウルフード」です。

 枝豆をさらに美味しくアレンジした「ずんだ」が、全国区の定番フレイバーとなる日も、そう遠くはないでしょう。

ずんだシェイクは、世界的にヒットの予感?

 「枝豆は日本のソウルフード」と書きましたが、海外には枝豆は無いんでしょうか? 意外なことに、枝豆は、日本以外では、ほとんど食べられていない日本独特の大豆の食べ方なのです。

 大豆は世界中で栽培されています。とくに西洋では、大規模栽培されますが、油をとったり家畜の飼料にするのがメインです。

 一方、アジアでは、古くから大豆は食材として活躍してきました。ほとんどのアジア諸国に「豆腐」があります。大豆をヘルシーな植物性タンパク質として、美味しく食べやすく加工する豆腐文化は、アジア全体のものなのですね。

 ところが、大豆の未成熟豆を食べる「枝豆」は、意外なことに日本独特の大豆の食べ方のようです。

 豆腐があるアジア諸国でも、枝豆はあまりポピュラーではありません。

 中国・台湾・タイでも、枝豆品種の大豆が栽培されていますが、日本へ輸出用として栽培していて、現地の人は、あまり食べる習慣はないようです。

 ちなみにタイでは、日本からの影響で、最近は食べるようになってきて、スーパーでも目につくようになりましたが、まだまだそれほどメジャーではありません。

 さて、日本独特の大豆の食べ方である「枝豆」には、今、欧米の人たちから熱い視線がそそがれています。

 アメリカでは、1975年に「ザ・ブック・オブ・トーフ」という本で豆腐食が紹介されて以来、ヘルシーな大豆の食べ方として、TOUFUがすっかり定着しています。西洋人にとって飼料だった大豆は、今では、ダイエットや健康維持に必須のヘルシーフードになっています。

 そして
豆腐につづいて、アメリカでブームになっているのがEDAMAME
なのです。

 2000年頃から欧米に紹介された枝豆は、またたくまに人気となり、今では、SUSH、TENPURAにならんでEDAMAMEが、日本で食べたい和食ベスト3になっているほどです。

 さて、このEDAMAMEブームの流れからすると、「ずんだ」は、海外の人々にも幅広く支持されることは間違いないでしょう。

 まして、乳製品の「ずんだシェイク」であれば、西洋人にとっては馴染み深いもの。彼らにとっては、ずんだ餅以上に、すんなり入っていけるはずです。

 こうしてみると、東京オリンピックをきっかけに、「ずんだシェイク」が、世界的にヒットする可能性は、けっこう高いのではないでしょうか?

 世界のZUNDAになる日は、そう遠くないはずです。

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ずんだシェイクをお家で作ってしまおう!

 話題の「ずんだシェイク」は全国に広がりつつあるとはいえ、まだまだ限られた場所でしか味わうことができません。

 そこで、手軽に、お家で作ってしまいましょう。

 用意するものは、
枝豆、塩、砂糖、バニラアイスクリーム、牛乳
、使う道具はフードプロセッサー(またはすりこぎ)とミキサーです。

 新鮮な枝豆さえ手に入れば、それほど難しいレシピではないので、チャレンジしてみてください!

ずんだシェイクの作り方

●ずんだを作る

・枝豆は、さやをハサミではずして、塩もみしながら毛を落とすような感じで洗う

・蓋つきのフライパンに、少量お湯を沸かして、枝豆を入れ蓋をしながら5分~10分ほど蒸し焼きにする。

・ざるに空け、うちわであおぐなどして荒熱をとる

・さやから豆を出す

・豆の薄皮をとる

・砂糖を加えて、フードプロセッサーにかける。フードプロセッサーが無い場合は、すりこぎでつぶす。

●ずんだシェイクにする

・ずんだをバットなどに入れて2時間ほど凍らせる

・凍ったずんだ100g、バニラアイス100g、牛乳150㏄ほどの割合でミキサーに入れシェイク

・完成!

 ずんだの砂糖の量は、枝豆200g(さやは除く重量)に対して、大さじ4~5杯くらいが目安ですが、好みにより調整してください。

 枝豆のゆがき方には、大鍋で枝ごとゆがくなど、いろいろな方法がありますが、鍋で少な目の水で蓋をして蒸し焼きにすると、うま味が逃げずに凝縮されるので、美味しく仕上がります。

 豆をすりつぶす工程では、フードプロセッサーを使う場合は、さやから出したそのままでかまいませんが、すりこ木を使う場合は、薄皮を取り除いてからすりつぶします。

 砂糖をただ混ぜるのがずんだの基本ですが、最近は、日持ちを少し良くすることと衛生的な理由から、砂糖を火にかけて溶かして、ずんだペーストと一緒に軽く火を通して練り上げる方法もあります。

 シェイクする時ミキサーが回らない時は、凍ったずんだとバニラアイスを少しほぐして、小さなピースにしてみてください。

生の枝豆が手に入りにくいのは何故?

 ずんだシェイクは、案外簡単に作れるので、新鮮な枝豆が手に入った時は、ぜひお家で挑戦してみてください。

 とは言ってみたものの、実は、新鮮な生の枝豆ってなかなか手に入りにくいものなのです。

▲枝豆は鮮度が命なので、地元産の朝採りのもをゲットしたい。

 枝付きの生の枝豆って、売っている時期がすごく限られていますよね?

 全国的に見れば、だいたい5月~9月くらいのあいだ、枝豆が市場に出回っています。九州から北海道まで、産地リレーでつないでいるからですね。

 ただ、枝豆は鮮度が命ですので、遠くの産地のものではなく、地元産の朝採りのものをゲットするべきです。

 とはいえ、地元産の枝豆が手に入るのは、半月~1カ月の短い期間だけ・・・新鮮な枝豆をゲットするのは簡単ではないのです。

 そもそも、枝豆は大豆が完熟しはじめる直前の、微妙なタイミングを若採りするもの。大豆の栽培期間のうち、枝豆として収穫できるタイミングは、わずか3日~5日間しかありません

 ですので農家では、収穫時期までの日数が異なるさまざまな品種を組み合わせて栽培し、収穫時期をずらし、ある程度の期間収穫できるように作付けします。

 それでも、やはり、地元産の枝豆が手に入る時期というのは、必然的に限られてくるのですね。

 冷凍枝豆があたり前になっている現在ですが、「ほんらいの枝豆の旬」は、ごく短いということをきちんとおさえておきたいものです。

  

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枝豆が無くても大丈夫。「青豆」なら何時でもずんだが作れる。

 生の枝豆が手に入りにくい時に、おすすめしたいのが、青大豆を使った「ずんだ」です。

 青大豆って、あまり聞いたことが無いかもしれませんね。どういうお豆なのでしょう?

青大豆はどんな豆?

 ふつう大豆は、枝豆の時期を過ぎると熟して黄色になりますが、成熟しても緑のままなのが、青大豆です。「青豆」「畑のエメラルド」とも呼ばれる青大豆は、通常の大豆に比べて、独特の甘みがあり、ほぼほぼ枝豆に近い味がします。

▲「畑のエメラルド」ともよばれる青大豆。

 青大豆は乾燥豆として保存が効くため、鮮度維持が難しい枝豆もよりも、便利に使えるのです。

 茶豆や黒豆は有名でも、青豆(青大豆)の存在は、あまり知られていないかもしれませんね。

 でも、実は全国各地に、その地方に伝わる青豆の在来品種があります。

 緑のきなこをまぶした「うぐいす餅」というお菓子は、全国で親しまれていますが、この緑のきな粉は、青豆から作られています。

 地方によっては、きな粉は黄色ではなく緑色がデフォルトのところも、少なくないようで、案外、青大豆は身近な存在だったのです。

青大豆の有名ブランドは?

 青大豆は、ふつうの大豆にくらべて、βカロチンやビタミンCを多く含んでいるため、各地で特産品として評価が高まっています。

 山形の「秘伝豆」、青森「毛豆」、埼玉の「行田豆」など、地域のブランド品として打ち出している青大豆も増えてきています。

 これまで青大豆の品種は、倒れやすいため機械収穫に向かない、また、病気に弱いなどの理由から、生産者が少なく希少性が高いものだったのですが、最近、機械栽培にも向いた品種改良が進むなどして、徐々に栽培が増えています。

青大豆のずんだ

 枝豆のかわりに青大豆を使ってずんだを作っても美味しいものです。

 乾燥した青大豆を、半日ほど水につけて戻すだけで、あとは枝豆と同じ作り方で、ずんだが作れます

 いつでも食べたい時にずんだが食べれるよう、青大豆を積極的に利用してみましょう!

「すっとぎ」が、ずんだの次にブレイクするの?

 枝豆を使った銘菓といえば「ずんだ」、では、青大豆を使った銘菓は何でしょう?

 青大豆銘菓といえば「すっとぎ」があります。

 「すっとぎ」は、岩手県の山田町など沿岸部に伝わる、青大豆を使った、とても素朴なお菓子。「豆しとぎ」とも呼ばれます。

 ゆがいた青大豆をすりつぶして、砂糖と混ぜ、さらにつなぎに米粉を入れて、丸めて固めたお菓子です。

 できたてをそのまま食べたり、薄く切ってあぶって食べたりします。

 米粉入りの独特の食感と、青大豆が醸し出す枝豆風味のきなこ味が、とても印象的で、一度食べたら忘れられないお菓子です。

 岩手県沿岸部の人たちにとっては「すっとぎ」はソウルフード的な存在のようで、スーパーなどではよく売られています。

 でも実は、「すっとぎ」の独特のもっさりした食感が、あまりにも素朴なので、好き嫌いが分かれる部分もあるようです。

 出身者の間では、子供の頃はあまり好きではなかったが、「何故か今でもなつかしい忘れられない地元の味」という意見も多いですね。

 いずれにせよ、この「すっとぎ」は、青大豆を使った伝統菓子としては貴重な存在ですので、後世に伝えていきたいものです。

 また「すっとぎ」は、「ずんだ」に続く、東北発の豆系スイーツとしてブレイクする可能性も秘めています。地元では「すっとぎ生ドラ」や「すっとぎロール」など、すっとぎ味の洋菓子も誕生していますので、要チェックしておきたいですね。

大豆スイーツ文化と大豆自給率

 以上、東北の豆系スイーツ「ずんだ」から「すっとぎ」についてみてきました。

 田んぼの畔に植えた大豆は、お米と並んで、日本の伝統的な食材のなかで、とても重要なものです。

 もちろん醤油・味噌・豆腐という日本人にとっては欠かせな食べ物の原料になりますし、枝豆にしたり、青大豆を植えて乾燥豆を作ったりして、ずんだやすっとぎのようなお菓子に加工したりと、大豆の利用方法はとても奥が深いものです。

 こうしてみると大豆は、日本の食文化のなかでも、とても重要な食材であることが、改めてよくわかると思います。

 その一方で、国産大豆が見直され、一時期より生産量が増えたとはいえ、国産大豆の年間生産量は23万トン。

 年間の大豆消費量は434万トン。大豆の国産はわずか5%にとどまっています。

 大豆の自給率の低さは、よくよく考えると異常事態ですよね?

 大豆の自給率をあげるためには、日本の農業に対してどういう施策をしていくのか? 農産加工や生鮮ビジネスのあり方を、抜本から見直す必要があるかもしれませんね。

 「ずんだ」「すっとぎ」など大豆系スイーツを楽しみつつ、日本の農業問題についても、少しだけ考えてみましょう!

 

 以上、人気のスイーツ「ずんだシェイク」を通じて、日本の豆文化について、いろいろ見てきました。

 豆と言えば、和菓子では欠かせない、「赤えんどう豆」についても、整理しておきたいところ。⇒「みつ豆と豆かん。赤エンドウ豆スイーツの魅力」の記事も参照してみてください。

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