熱中症予防強化月間2016年/職場や現場での熱中症対策を完璧に!

      2016/06/21

熱中症予防強化月間

 

いよいよ熱中症の季節が到来です。今年の熱中症対策は万全でしょうか?

2016年も7月は熱中症予防強化月間にあたっています。もちろん、5月〜6月から熱中症対策は必須ですが、夏本番を迎える7月が、最も注意と対策をおこないたい季節です。しっかりと予防策をおこなって、熱中症を防いでいきましょう。

熱中症予防強化月間の目的は?

 熱中症予防強化月間は、毎年7月に設定されて、職場や学校やスポーツをする場などで、広く熱中症への予防を呼びかけていこうというものです。

 厚生労働省・文部科学省・環境省・気象庁・農林水産省など関連する国の機関が共同でおこなっているキャンペーンで、2013年より毎年おこなわれています。

 国民ひとりひとりが、熱中症へ対する知識をしっかり広めること、現場の監督や指導者が、対策をきちんと理解して、適切な予防策を行うよう、注意を促すこと……などを目的としているキャンペーンです。

2016年の熱中症予防強化月間、特に建設現場では徹底すべし!

 2016年も、例年どおり7月が熱中症予防強化月間と定められ、ポスターや垂れ幕などで、各所で注意を喚起することになっています。

 2016年の熱中症予防強化月間の趣旨としては、とくに、建設作業現場等での予防策を強化するように、という目標が設定されています。

 というのも、昨年2015年が、建設現場関連で熱中症で亡くなる方が、19人と非常に多かったからです。この数字は、実は、過去最高の記録的な猛暑で、熱中症患者が急増した2010年と同じ数字でした。

 もちろん昨年2015年もそれなりに暑かったのですが、記録的猛暑の2010年よりは、熱中症リスクが少ない年でした。

  • 2015年 猛暑日11日 真夏日47日 平均気温24度
  • 2010年 猛暑日13日 真夏日71日 平均気温25度

※猛暑日は35度以上、真夏日は30度以上、平均気温は東京の6月〜8月の気温

 数値的には、2010年よりも2015年のほうが若干低くなっているので、ほんらいなら熱中症被害は減らないといけません。やはり、熱中症の予防策をもっともっと徹底するべきなのです。

熱中症の災害をゼロにするために、とくに注意したい2つのポイント

 2016年の熱中症予防強化月間で、特に注意を促している内容に、以下のようなものがあります。

  • 暑さに順化しているかどうか?のチェックの徹底
  • 帰宅後の熱中症発症の防止

暑さに順化のチェックの徹底

 熱中症対策として、暑さへの順化は、重要なポイントです。

 そもそも熱中症が増えてきているのも、エアコンの普及で暑さに慣れていないことが原因だったりします。また、赤道直下で暮らす人々の熱中症患者が多いかといえば、そんなことはありません。

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 人間の適応力はすさまじく、暑さに慣れている人は、熱中症にもかかりにくいのです。

 逆に言えば、暑さになれていない人は、格段に、熱中症にかかりやすくなります。

 ですので、現場にいるメンバーが、どの程度、熱暑順化できているのか? お互いがきちんと知ることが、とても大切です。

 たとえば新人や臨時の作業員などは、熱中症にかかるリスクがベテランよりもはるかに高いということを、職場すべての人がしっかりと認識する必要があります。

 スポーツ・サークルなどでも、毎週参加している人とたまに参加している人では熱暑順化が違っています。

 メンバー全員が、人により熱暑順化の程度が違うことをしっかりと認識して、気を遣っていく必要があります。

 もちろん、暑さに慣れているベテランだからといって、油断は禁物です。暑さに慣れている自信のある人も、定時給水や適度な休息をとり、無理をしないようにしましょう。

帰宅後の熱中症発症の防止

 熱中症で亡くなる事故の場合、一人暮らしの人が帰宅後に発症して亡くなってしまう例があります。

 熱中症の重度の段階では、意識がもうろうとしたり、意識が無くなったりします。一人暮らしですと、いざ重度の症状が出た時に、誰も気づかず、そのまま亡くなってしまうというケースがあるのです。

 そのため、2016年の熱中症予防強化月間では、職場の作業員などが、帰宅前に熱を測定するなどして異常が無いか充分にチェックをしてから帰宅するような仕組み作りを推奨しています。

 もし、平熱より高い場合は、濡れたタオルや氷で、首筋・太もも付けねなどを冷やし、体温を下げてから帰宅することが望ましいとしています。

 また、帰宅前にも、お互いの声かけで、様子が変わったことが無いかをチェックする習慣をつけていきましょう。また、異常があれば、本人も周りも、気軽に申告できるような、何でも言い合えるオープンな雰囲気作りも、とても重要になってきます。

 熱中症対策は、職場みんなで作り上げていくものですね。

  
 

 以上2016年の熱中症予防強化月間で、特に注意喚起されているポイントについてみてみました。

 もちろん熱中症対策は、以下のような基本対策もあわせて実施することが必須です。

  • WBGT値の活用・WBGT値により作業内容・場所・時間の調整⇒参考記事「WBGT値の仕組みと活用」
  • 喉が渇く前の定時の給水
  • 個人の病歴などにあわせた適切な塩分補給
  • 休息所の充実
  • トイレに行きやすい環境作り
  • 熱中症についての知識の共有
  • 単独での作業をさける

 熱中症での災害を、絶対にゼロにする心構えで、しっかりと対策をしていきましょう。

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