漁港の食堂〜関東近県(神奈川・千葉・静岡・茨城)35選と攻略法

      2018/06/24

漁港の食堂

 漁港の食堂が大人気です。

 新鮮なお魚が、お手頃価格でボリュームたっぷりに食べられるとなれば、わざわざ出かける価値がありますよね!?

 そこで、この記事では、関東近県、茨城・千葉・神奈川・静岡の各漁港の食堂35店をピックアップして紹介していきます。

 また、漁港の特徴にあわせて、漁港食堂を探したり選んだりするコツや、魚の味の「新鮮VS熟成」についてもふれています。お気に入りの漁港食堂を見つける参考に、ぜひ目を通してみてください。

 

漁港食堂の選び方

 漁港の食堂は、新鮮で安いイメージですから、さかなを食べるなら漁港って感じがします。また、海の近くを通りかかったら、漁港食堂とかないかな?って、まず思うでしょう。

 もちろん漁港の食堂は新鮮さはほぼ間違いないのですが、お店のスタンスや漁港のタイプによって、狙い所が違ってきます。

 漁港の食堂の攻め方について、見ていきたいと思います。

漁港の食堂のタイプ

 まず、漁港にある食堂は、次の3タイプに分類できます。

漁港の食堂のタイプ別分類

1 漁市場内にある食堂

2 漁協の直営店

3 漁港前や近くにある食堂

漁港市場構内の食堂

 まずイメージするのは漁港場内・市場内の食堂。このタイプには、漁協が直営しているものもあれば、料理店が運営している場合もあります。このタイプの食堂は、基本、市場関係者向けですので、安くボリュームのある海鮮系を中心とした各種料理が食べられます。ただ、最近は観光客が多いため、値段的には上昇傾向にあります。それでもやはり割安感はありますし、なにより、朝から開いているなど市場ならではの雰囲気が楽しめます。

 漁港内食堂は、システムとしては、入口で食券を買い、番号券とひきかえ。番号を呼ばれたら取に行くセルフ形式。もちろん下膳もセルフのところが多いです。

 魚市場内の食堂へは、漁港構内を歩いて行く場合もあり、その際は次の点に注意しましょう。

・作業の邪魔にならいよう周囲をよく見ながら行動

構内はフォークリフトが優先(人が避ける・急にバックしてくるので近づかない)

・足元がすべる

…このことに注意していれば、雰囲気も楽しめるのが漁港場内食堂の魅力です。

漁協直営食堂

 最近は漁協直営の食堂が漁港敷地の一角に作られているパターンも増えています。オーシャンビューや漁港が見渡せる感じで、おしゃれ感もあり、どちらかといえば、漁港関係者向けではなく、一般客・観光客向けの食堂です。

 このタイプは、その漁港の特徴ある地魚を、こだわりをもって提供しているお店がほとんどです。ですので、値段もそれなりに高め設定ですが、各漁協の気合の入った海産物と、工夫を凝らしたメニューが満喫できます。地魚は、食べ慣れない魚種も多いかもしれませんが、お店のおすすめメニューをチョイスして、その日あに揚がった魚のベストな食べ方をする楽しみがあります。満足感が高くリピートも多いので、たいてい行列店になっています。

漁港近くの一般食堂

 漁港のすぐ近くに、漁協以外が経営している食堂もあります。このタイプには

・港関係者や釣り人向けに古くからある食堂

・観光客向けに魚卸業者などが経営しているもの

などがあります。あたりはずれや好みが分かれる部分もありますが、チェックしてみると穴場店に出会える可能性も高いです。

 漁港の食堂をタイプ別にみてみましたが、お店の運営者やお店の成り立ちによって、値段やボリュームや料理の質などがぜんぜん違ってきますので、お店を探す時は念頭においておきましょう。

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漁港の種類によって、狙いのメニューがかわる

 漁港食堂を探したり選んだりする場合は、漁港の特徴そのもについても知っておいたほうが良いですね。

 漁港には、地元の小さな漁船だけが利用する第一種漁港と、日本全国から漁船が集まる特定第三種漁港、その中間にある第二種漁港・第三種漁港があります。

大きな港の食堂の特徴

 たとえば、この記事で紹介しているなかで特定第三種漁協にあたるのは、銚子港、三崎港、焼津港の3港です。これらの特定第三種漁協はいわゆる漁業基地として、大型の遠洋漁業船が集結するところです。

 遠洋漁業ですので、数日〜数週間、時には1年前後をかけて出漁し、巻き網・はえ縄などで大量に魚をとって、船の上で冷凍して帰港します。つまり、新鮮さよりも、大量に扱うことでの安さと安定供給を重視する方針です。

 ですので、大きな港の食堂では、新鮮さを重視せず熟成して食べるタイプのマグロなど大型の魚を、安くボリューミーにいただくのがメリットがあります。

小さな港の食堂の特徴

 一方、第一種漁港は、小さな入江で、定置網や一本釣りなど、日帰りで丁寧な漁をおこなっている漁港です。定置網や一本釣りは魚を傷めない漁法なので、味もいっそう美味しくいただけます。

 小さな港では、朝獲りの白身や光り物などの新鮮さを味わったり、魚種の豊富さを楽しむことができます。貝類や海藻系で珍しいものが食べられるのも、小さな漁港の食堂の魅力です。

 ただ、小さな漁港では、手のかかる漁の仕方をしているので、安さだけを求めるべきでもない、ということは注意しましょう。もちろん、都会で食べるよりお得感はありますが、朝採れの地魚などは、とても価値が高いものだということをお忘れなく。また、あまり小さい漁港ですと、魚種がそろわなかったり売り切れが早いこともあります。近隣のいくつかの漁港で揚がったお魚を提供しているところもあります。

漁港のタイプ別、漁港食堂の狙い目

・漁業基地になっている大きな漁港…鮮度よりも熟成が必要な赤身の大型魚(主にマグロですね)などを割安にいただくのが狙い。

小さな漁港朝採れの地魚などを繊細に楽しむ

 あくまでもざっくりとした傾向ですが、漁港の食堂を選ぶときは、上記の漁港のスタイルも念頭に入れておきましょう。

 もっとも、たとえば神奈川の三崎港のように、遠洋の基地でありながら沿岸漁も盛んで地魚も豊富というところもあります。また、人気のシラスは漁港の大小に限らず、シラス漁をやっているかどうか?によります。

 このように漁港の食堂を選ぶときは、漁港の規模や漁の仕方も念頭に入れておけば、イメージ通りのチョイスができます。

 

 それでは、以下に、関東近県の35の漁港の食堂を紹介していきましょう。

漁港食堂〜関東で超有名な行列店は?

まず、有名で話題の行列店を5店紹介します。もちろんこのほかにも行列ができる店は多々ありますが、基本としていつか行きたいお店です。曜日や時間帯で空いてそうなタイミングがあれば、ぜひ、訪れてみましょう。※定休日や営業時間の最新情報は公式HPなどでご確認ください。

平塚漁港〜平塚漁港の食堂

●平塚漁協直営店
●神奈川県平塚市 ●アクセス:東海道線平塚駅南口バス10分徒歩7分
●営業日と営業時間:水曜日および第一第三火曜日休み、11時から15時

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平塚の定置網・日海丸のアジ、ブリ、太刀魚などその日の魚だけを使った「朝どれの地魚」専門店。平塚漁協とこのお店は、魚を漁師が直売するようなタイプの「朝どれ」や「地魚」ブームを作った草分け的存在です。地元のさかなを食べていた古き良き時代を取り戻すことに成功しています。

皮を軽く炙ったタチウオの刺し身などは絶品。おすすめは地魚の刺身5点とフライ2点がセットになったおまかせ刺身膳。行列店ですが当日の9時からの予約も可能のようですのでまず問い合わせしてみましょう。悪天候で漁に出れない日は休業です。

小田原港〜魚市場食堂

●小田原魚市場2F
●神奈川県小田原市 ●アクセス:東海道線早川駅徒歩8分
●営業日と営業時間:日祝と休場日10時~15時、通常は7時~15時

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 行列ができる混雑店となっていますが、もともとは市場関係者向けの食堂。なので市場内を通って入り、セルフサービスで相席は当たり前で、床もすべりやすいので足元注意です。食堂に行くまでに市場内を通るので、市場作業の邪魔にならないように。市場では人よりもフォークリフトが優先です。

そんな、臨場感あふれる雰囲気で、人気のアジを中心に、キンメ、イナダ、スズキ、サバ、アオリイカなど定置網漁が盛んな小田原漁港にあがった魚のみ。運営は小田原市内の老舗料亭がやっているので味と品質については安心。定番はリーゾナブルなアジのタタキ定食やアジフライ定食と、つみれ汁が安定の人気です。

福浦漁港〜みなと食堂

●福浦漁協直営店
●神奈川県湯河原町 ●アクセス:東海道線舞鶴駅徒歩12分
●営業日と営業時間:水曜日定休月一日火曜日も休、11時から15時

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 目の前の定置網で採れた魚と隣の真鶴港で水揚げされたものだけを使った地魚料理。刺し身やあら煮など10種類のボリューミーな定食が大人気。サワラ、シイラ、ハナダイ、アジ、ミノカサゴ、メカジキ、シラスなどなど。焼き魚・煮魚・フライ・刺し身がすべて味わえるみなと定食がおすすめ。テラス席はオーシャンビューで雰囲気もとても良いお店です。

保田(ほた)港〜食事処ばんや

●保田漁協直営
●千葉県鋸南町 ●アクセス:内房線保田駅徒歩15分
●営業日と営業時間:不定休 9時半~17時

天然地魚の海鮮丼、漁師のまかない丼、注文が入ってから煮るキンメ煮つけ、イカのかき揚げ丼など地魚を使った100種類あまりの漁師料理で圧倒的人気の店。地サバ刺身、ワラサ、イナダ、タチウオ、スズキ、ショッコ(カンパチ)、シイラなど豊富な魚種を堪能できます。アクアライン、鋸山、金谷カーフェリーとドライブの定番コースにあるため、昼間の混雑は必至で1時間待ちも。ブランチ的に朝早めの時間を狙うのがいいかもしれません。

田子の浦漁港〜漁協食堂

●田子の浦漁協直営
●静岡県富士市 ●アクセス:東海道線吉原駅徒歩10分
●営業日と営業時間:4月~12月の午前10時~13時半(売り切れまで)

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漁協のセリ場にイスとテーブルを並べた、期間限定のシラスと桜エビを中心とした、文字通りの漁港食堂。屋根だけのセリ場で壁はないけれども、とても雰囲気があり、もちろんばっちりオーシャンビュー。当然の流れでセルフ方式。富士宮市特産のニジマスのイクラや刺し身は土日のみの限定付きで提供。ニジマスの卵がのった釜揚げシラス丼 3月末にシラス漁が解禁され シラス親子丼や桜エビとコラボの日本一丼など。

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茨城・千葉・神奈川・静岡の漁港食堂30選

つづいて、各地の漁港の食堂を紹介していきます。漁協場内の食堂、漁協直営の食堂、漁協前にある有名店などから30店を紹介します。行列のできる店もあれば、穴場のお店もあるので、ひととおり目を通してみてください。※定休日や営業時間の最新情報は公式HPなどでご確認ください。

茨城の漁港食堂

那珂湊漁港〜那珂湊おさかな市場

●海産物専門モール
●茨城県ひたちなか市 ●アクセス:ひたちなか海浜鉄道那珂湊駅下車10分
●営業日と営業時間:各店舗により

漁港前に海産物問屋や飲食店など11軒丼つらなる漁港ショッピングモール。飲食店は7件あり、具があふれている海鮮丼、10種類以上の地魚がのった船盛丼、すしなど選び放題です。

大津漁港〜市場食堂

●大津漁協直営食堂
●茨城県北茨城市 ●アクセス:常磐線大津港駅車で5分
●営業日と営業時間:水曜定休 11時~15時

定番の海鮮丼やアジフライ、ある時は生シラス丼が人気だが、なんといっても気軽にアンコウが食べれるのがポイント。2人前~4人前の鍋や、1人前からのドブ汁などでアンコウが体験できます。漁業資料館も併設されています。

大洗漁港〜かあちゃんの店

●大洗漁協直営
●茨城県大洗町 ●アクセス:大洗駅徒歩30分
●営業日と営業時間:月曜定休 10時~15時

生シラス丼と、ブリの漬け丼が二大人気の行列店。漁協直営で漁師の奥さんを中心に運営されている文字通りかあちゃんの店。もちろんかき揚げもセットでつけよう。

千葉の漁港食堂

銚子港〜万祝(まいわい)

●銚子漁協直営
●千葉県銚子市 ●アクセス:銚子電鉄観音駅徒歩10分
●営業日と営業時間:火曜定休 8時~15時

 日本一の漁港・銚子港なので、海鮮の店は無数にあるが、迷ったら、最もコスパが良いと噂される銚子漁協直営の万祝。「まいわい」は漁師の伝統的な晴れ着のこと。定番はやはり海鮮丼。「ヤマサ」「ヒゲタ」の地元二大醤油が用意されているのもなかなか。

銚子港〜市場食堂うさみ

●漁港近くの食堂
●千葉県銚子市 ●アクセス:銚子電鉄観音駅徒歩10分
●営業日と営業時間:不定休 7時~

市場関係者向けに早朝7時よりオープン。市場海鮮丼、三色丼、まぐろ漬け丼、しめさば定食などあるが、あくまで地元民向けなスタンスがあり、早朝の市場の雰囲気を味わうには良い。

勝浦港〜市場食堂勝喰(かっくらう)

●仲買・関水産の直営食堂
●千葉県勝浦市 ●アクセス:外房線勝浦駅徒歩15分 
●営業日と営業時間:無休 10時半~14時、17時~20時(水曜は10時半~17時)

勝浦は市内で開かれる朝市が有名なため、漁港周辺は穴場。市場の目の前にある仲買直営の「勝喰(かっくらう)」では、市場の様子を2階からながめながら、海鮮丼、キンメ煮つけ、マグロのモツ煮込みなどを楽しめます。

大原漁港〜いさばや

●夷隅東部漁協直営
●千葉県いすみ市 ●アクセス:
●営業日と営業時間:火曜定休 11時~14時

大原港は伊勢海老の水揚げ日本一で知られるが、12月~1月は三陸沖から南下してくるマダコの産地としても有名。伊勢海老丼に加え冬はタコ飯膳がおすすめです。

伊戸漁港〜漁師茶屋だいぼ工房

●花しぶきリゾート
●千葉県館山市 ●アクセス:内房線館山駅バス35分
●営業日と営業時間:火曜日定休 11時~17時・土日祝は8時~

以前は網元が経営する食堂だったが、最近、浜焼きバイキングをメインにした、アクティブな食堂にリニューアル。以前からの定食もあるので、古いファンも満足している様子。冬は、夕陽が富士山に沈む「ダイアモンド富士」が観れるところでもあります。

金谷漁港〜はまべ

●アジ専門釣り船店が経営
●千葉県富津市 ●アクセス:内房線金谷駅10分
●営業日と営業時間:木曜定休 12時~15時、18時~21時

金谷は「黄金アジ」と呼ばれる脂ののったアジが捕れるところして釣り人にも有名。「孤独のグルメ」にも登場したアジフライがすごいお店。もちろんTV登場後は行列店になっています。

富浦港〜おさかな倶楽部

●岩井富浦漁協直営
●千葉県富浦町 ●アクセス:内房線富浦駅18分
●営業日と営業時間:月曜定休 11時~15時

行列のできる漁協直営店。その日の水揚げにあわせて限定メニューや定番の定食や丼もの。なかでも、地魚の切り落としをふんだんに使った「漁師まかない丼」が人気。房総の漁港食堂のなかでも、とにかくコスパが良いと評判です。

相浜港〜相浜亭

●相浜漁協直営
●千葉県館山市 ●アクセス:館山駅よりバス20分徒歩、
●営業日と営業時間:水曜定休 10時~17時

天ぷら5種+刺し身2種+煮魚がセットになってなんと1000円の「はらいっぺ定食」のほか、キンメの煮つけ定食が評判。冬はコラーゲンたっぷりのウツボ丼を目当てに訪れる人も。海女さんがとった貝類を使た海女丼など、値ごろ感のあるボリューミーな海鮮料理が評判です。

勝山港〜なぶら

●鋸南町勝山漁協直営
●千葉県鋸南町 ●アクセス:安房勝山駅7分
●営業日と営業時間:火水定休 11時~14時30分

鯛の通り道と呼ばれるほか、定置網やサザエ潜り漁などで魚種が豊富な漁港。地魚のにぎり、海鮮なぶら丼(チラシ寿司)、天ぷら定食、イカメンチ、ムツの煮物。穴場的な漁港食堂ですが、味の評判は高評価。

船形漁港〜ふれあい市場 お食事処とまや

●館山船形漁協直営
●千葉県館山市 ●アクセス:内房線那古船形より10分
●営業日と営業時間:木曜日定休 10時30分~17時

船形港はのどかな漁港だが、アワビや伊勢海老など高級魚が揚る。船形漁協直営のとまやでは、アジのなめろうがおすすめ。刺し身や寿司は、アジ、カンパチなどのほか、クロアワビやサザエなど貝も。店舗入り口の水槽にはいった貝類を調理してくれる。

神奈川の漁港食堂

三崎港〜三崎食堂

●三崎水産物地方卸売市場2F
●神奈川県三浦市 ●アクセス:京急三崎口よりバス20分三崎港徒歩7分
●営業日と営業時間:水曜定休 朝6時(日曜5時)~20時 10時~11時は休み

マグロはもちろん地産地消にこだわった料理。朝からマグロがいただけるのもうれしいが、地魚フライ付の海鮮気まぐれ丼もよし。メバチマグロの赤身・タタキ・なめろう、カマ焼、メカジキのカツ煮定食などなどメニューも豊富です。

三崎港〜まるいち食堂

●漁港近く地魚専門の鮮魚店が経営
●神奈川県三浦市 ●アクセス:
●営業日と営業時間:水曜日他休み 11時~18時

三崎港近くで行列のできる有名店となっている。食堂の隣の鮮魚店が経営しており、鮮魚店で買った魚を調理してもらうこともできる。三崎ということでマグロに走りがちですが、太刀魚やカマスなど地魚がおすすめです。

間口港〜地魚料理・松輪

●みうら漁協松輪支所直営
●神奈川県三浦市 ●アクセス:京急三浦海岸駅よりバス20分松輪海岸下車3分
●営業日と営業時間:火曜日定休 11時~16時

松輪サバの炙り定食、キンメなど一本釣りのもの、採りたてのサザエなど。松輪サバは8月中旬から11月が旬だが、他の時期でもオーダーできるもよう。

宮川漁港〜まるよし食堂

●漁港近くの食堂
●神奈川県三浦市 ●アクセス:京急三崎口バス35分徒歩10分
●営業日と営業時間:木曜日定休 9時~17時

三崎港の東隣の静かな入り江。ヨットハーバーのある小さな港の秘境感がなんともいえない。そんな港の片隅にあるのが「まるよし食堂」。のりがメインとなるシンプルで素朴な「はばのり定食」が有名。マグロカマトロ、中トロ漬け丼も。

金田漁港〜レストランKANEDA

●金田漁港漁業センター2F
●神奈川県三浦市 ●アクセス:京急三崎口よりバス10分
●営業日と営業時間:月曜定休 11時半~15時 日曜は6時~8時

毎週日曜日に朝市が開かれ、ボート釣りでキスなどを狙う釣り場としても知られる活気のある漁港。漁業センター二階にあるレストランKANEDAは名前のイメージとはうらはらに、純定食屋さん。刺し身、てんぷら、煮つけがおまかせで楽しめるB定食が大人気。冬季限定で茎わかめのしゃぶしゃぶがおすすめの穴場です。

小坪漁港〜ゆうき食堂

●漁港近くの食堂
●神奈川県逗子市 ●アクセス:横須賀線逗子駅よりバス15分
●営業日と営業時間:火曜日定休 11時半~15時土日祝は20時まで

釣り人や自転車乗りに人気の大衆食堂。定番はその日のさかなに合わせてチョイスできる2種類の刺し身定食。地アジ、ヒラメ塩ふり、クロダイ、天然ぶり、新サンマ、地カツオ、クロムツ、サンマナメロウなど。量が多くリーズナブル。

芝漁港〜小柴のどんぶりや

●横浜市漁協柴支所直営
●神奈川県横浜市 ●アクセス:シーサイドライン海の公園芝口駅5分
●営業日と営業時間:金土日祝日のみ営業 11時~14時(売り切れ次第閉店

江戸前アナゴを丸一本使った天丼。巨大なアナゴが二身のっかった丼は、まさに壮観。他にもスズキ、カレイ、イカ、ハゼ、シャコなど地魚の天丼も。

大磯港〜めしや大磯港

●大磯漁協直営店
●神奈川県大磯町 ●アクセス:大磯駅徒歩10分
●営業日と営業時間:水曜日定休 11時~14時、17時~21時

大磯定置網でその日にあがった魚だけを調理。マグロは定置網ではあがらないので、マグロメニューはありません。マアジ、マカジキ、さわら、しめさば、生シラス、すずき、いしだい、くろだい、などの本物の朝どれ地魚ばかりで売り切れごめん。休日の昼は開店時前から並ぶべし。

真鶴港〜真鶴 魚座

●真鶴公設魚市場2F
●神奈川県真鶴町 ●アクセス:真鶴駅徒歩10分
●営業日と営業時間:不定休 11時~15時

真鶴湾のオーシャンビュー。1階の市場と小田原漁港からの仕入れ食材を利用。人気はキンメ、カンパチ、サザエなどの刺し身盛り合わせの地魚定食や、アジ尽くし定食、シラスとネギトロ丼など。真鶴湾沿いには他にオーシャンビューのカフェもあり、隠れ家的な時間をすごせます。

静岡の漁港食堂

仁科漁港〜沖あがり食堂

●伊豆漁協仁科支所直営
●静岡県西伊豆町 ●アクセス:東名沼津ICより2時間
●営業日と営業時間:火曜日定休 11時~14時 冬期(11~2月)は土日祝で漁がある日のみ営業)

仁科漁港の名産であるイカにこだわった食堂。「ヤリイカ丼」など、イカ刺しとイカ漬けをミックスした丼など、シンプルながらこだわりが感じられます。直売所の伊勢海老やサザエを浜焼きで調理してもらうこともできます。

内浦漁港〜いけすや

●内浦漁協直営
●静岡県沼津市 ●アクセス:東海道線沼津駅よりバス40分
●営業日と営業時間:水曜日定休 11時〜15時

内浦湾は富士山の湧き水が駿河湾に流れ込む最適の環境を活かしたアジの養殖で日本一。新鮮な〆たてのアジと〆て一晩おいた熟成アジを比較しながら味わえるアジの専門店。

沼津港〜魚市場食堂

魚市場直営食堂
●静岡県沼津市 ●アクセス:東海道線沼津駅より徒歩30分またはバス15分
●営業日と営業時間:火曜日定休 平日10時~15時、土日祝10時~20時

沼津魚市場の社員食堂でもある漁港内食堂。シラス丼+アジの刺し身+桜エビコロッケのセットの定食がおすすめ。また毎週土曜日は6時半~8時半の時間帯で朝食バイキングをやっていることも。

沼津港〜漁港の食堂せきの

●漁港近くの食堂
●静岡県沼津市 ●アクセス:東海道線沼津駅より徒歩30分またはバス15分
●営業日と営業時間:無休 5時~14時

地アジフライやお皿に盛られた地アジ丼、さくらえびのかき揚げなどが有名なお店。地元民や市場関係者向けの店なので魚以外メニューも多い。

由比漁港〜浜のかきあげ屋

●由比港漁協直営
●静岡県静岡市 ●アクセス:東海道線由比駅徒歩15分
●営業日と営業時間:3月中~6月初旬、10月下旬~12月下旬の桜エビ期間のみ火曜~日曜、それ以外の禁漁期間は金土日のみ営業。

桜エビは100%静岡産。行列のできる桜エビ専門店。200食限定の桜エビとシラスのミックス丼に、桜エビかきあげをセットにつけるのが定番の食べ方。沖漬け丼もおすすめ。

清水漁港〜川岸の市まぐろ館・魚市場食堂/はまや

●清水漁協直営
●静岡県静岡市 ●アクセス:清水駅徒歩3分
●営業日と営業時間:水曜日休み 10時半~15時

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まぐろ水揚げ日本一の清水港にあるまぐろ館。まぐろ料理は同館内の「魚市場食堂」のストップを言うまで載せ続けてくれる漬けマグロいっぱい丼が有名です。一方、漁協直営の「はまや」はシラス(生・釜揚げ)と桜エビがおすすめ。

焼津・小川港〜小川港魚河岸食堂

●焼津魚仲水産加工共同組合
●静岡県焼津市 ●アクセス:焼津駅徒歩40分
●営業日と営業時間:原則無休 7時~14時 土曜日は10時〜14時

カツオとマグロの水揚げ日本一を誇る焼津港の一画をなす小川(こがわ)港。漁協直営の組合食堂が一般にも開放されています。食券+番号呼ばれたら取りに行く+セルフ下膳の純粋な漁協食堂。組合のためにメニュー数も海鮮もの以外も含め多数。刺身+てんぷら+焼き魚セットの「魚河岸定食」や「カツオ・マグロ盛り合わせ定食」は1000円でお手頃価格。

大井川港〜さくら

●大井川港漁協直営店
●静岡県焼津市 ●アクセス:東海道線藤枝駅から徒歩20分
●営業日と営業時間:4月~12月、木金土日に営業 10時30分~14時

★2018年5月オープン予定。桜エビとしらすの専門店。

 

獲りたて魚と「熟成魚」、どちらが美味しい?

魚といえば「新鮮さ」がもっとも大事なイメージですが、最近は、「熟成魚」も話題です。獲れてから数日置いたものが旨味が増して、美味しいくなるやつです。もともと江戸前寿しでは寝かせた魚を使うのが基本。お寿司やさんには生簀(いけす)がないのはそのためです。

お魚もお肉と同じように熟成(エイジング)したほうが、旨味が増すことは、科学的にもはっきりわかっていることです。動物細胞内のATPが、細胞の活動が停止すると旨味成分イノシン酸に変化するのです。

ただ、魚の場合は、魚種によって、イノシン酸の分解速度が違うので寝かせる日数が違ってきます。ものによっては、寝かさないものあります。たとえば、次のような感じです。

魚の熟成期間の例

サワラ、アジ、サバ、シラス、イカ、タコ、貝類…熟成はしない(イカは熟成する場合あり)

カツオ…0日〜1日

タイ、ブリ,ヒラメ…2日〜3日

マグロ…5日〜10日

注意…魚の熟成は技術が必要で食中毒の危険があるため素人はやらないようにしましょう。

さて、熟成魚ブームで「釣りたての魚は味がない」などともいわえますが、そうとも言い切れません。上の表で見たように、あくまで熟成することでイノシン酸が増す種類の魚がある、という話です。また、必ずしもイノシン酸がないと味がしないわけではありません。

実は、イノシン酸だけではなく、魚がもともともっているグルタミン酸も旨味のもととなっています。グルタミン酸は熟成しなくてもすでにふくまれている成分です。ですから「釣りたては味がない」というのは根拠がない意見なのです。

獲りたての魚は、身がしまっていて、磯のフレッシュな香りがします。そして、繊細な味わいがあるはずです。

漁港の食堂でしかなかなか味わうことのできない、新鮮な地魚を、たっぷり楽しみましょう。

 

 

 以上、漁港の食堂について見てきました。

 漁港の食堂は、ふだん食べたことのない新しいお魚に出会う場でもあります。食生活のなかで魚離れが進んでしまっている人も多いかもしれませんが、この機会に、美味しいお魚に出会い、お魚の魅力を再発見しましょう。

 それでは、漁港の食堂へGO!

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