2017江戸川区花火大会/市川市民花火大会の有料チケットの価値とは?

      2017/08/07

江戸川花火大会

 江戸の花火と言えば、隅田川を思い浮かべますが、江戸川を舞台に繰り広げられる江戸川/市川花火大会が、実は、観客動員数では関東最大を誇っています。江戸っ子の心意気を感じられるような、そんな花火大会について、紹介します。

連続早撃ち1000発のド派手さの花火大会

東京一ド派手な花火大会として定評があるのが江戸川区花火大会。公式ホームページにも「エキサイティング花火」と銘記されている派手を自称する花火大会です。

対岸の市川市と共同開催で、市川市民花火大会と、内容はひとつです。

さて、この江戸川/市川花火大会の名物は、圧巻のオープニング。

5秒間で1,000発打ちという江戸っ子の心意気を感じさせるような、勢いです。

打ち上げ総数は、約14,000発。最大8号玉なので大玉狙いの花火大会ではないですが、きちんとテーマにそった8つのプログラムで、BGMとともに演出された、音楽花火ショーになっています。

ちなみに2016年のプログラムは以下

  • 咲き誇れ!情熱江戸川花火!
  • ダイヤモンド富士 ~永遠の輝き~
  • パステル★EDOGAWA
  • 真夏のスターダスト
  • あっちこっち♪ミツバチマーチ♪
  • ブルーシンフォニー ~瑠璃の雫~
  • 紅の電光石火
  • 夢幻の彼方へ

最近の花火大会は、このような、テーマに合わせてストーリ的に花火を打ち上げるものが増えてきています。もともとこのスタイルは、西洋で発展した花火のスタイルです。日本でも、テーマパークなどで、この西洋式の花火打ち上げスタイルが登場してから、花火大会でも主流になってきています。

もともと日本の伝統花火は、一輪のなかの微妙な色彩の変化などの奥深さを楽しむものですので、あまりに激しい連発では、微妙な変化を楽しむ余裕がありません。

⇒参考記事日本と海外の花火の特徴

 江戸川花火大会では、あくまで、日本の繊細な伝統花火を、派手に惜しみなく打ち上げるもので、日本の花火と海外の花火の良さがミックスされた花火大会といえると思います。

正面から観たい江戸川エキサイティング花火

毎年人手が140万人と言われ、観客動員数ではトップの花火大会です。当然混雑が予想されるので、少しポイントをずらした穴場で観ようか……と考えてしまいそうですが、ちょっとまって。江戸川/市川花火大会を満喫するには、正面の特等席から観るべきでなんです。

というのも、この大会の最大の魅力は、プログラムテーマに合わせた仕掛け花火や音楽とのシンクロだからです。離れた場所からでは、仕掛け花火や音楽花火の魅力は半減してしまいますものね。

そこで、有料チケットをゲットすることをお勧めします。

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ただ、実は江戸川区側には有料チケットがなくスポンサーの協賛席のみなので、正面が無料自由席になっています。ですので市川側にある有料席を利用することになります。無料の江戸川区側で熾烈な場所とりをするか? 市川側の有料席で安心して観るか? それは考え方しだいですね。

有料チケットはペアで1万円と安くはないですが、それだけの価値はあるでしょう。例年6月中旬からぴあ/ローソンなどで発売開始されます。

また、江戸川区側の河川敷は広大ですので、混雑はしていますが、花火打ち上げ場所から少しずつ外れていけば、たいてい、どこかに座れるくらいの場所は見つけることができます。ただし、離れれば離れるほど、音なども聞こえなかったりずれてきたりするので、そのへんは注意しましょう。

混雑を避け江戸川・市川市民花火大会を観る穴場は?

最大動員数の花火大会だけあって、穴場でもそれなりに混雑するのが、この大会です。どの駅でも帰りの電車とかも乗るまでそれなりの時間がかかります。

特に都営新宿線「篠崎駅」JR総武線「小岩駅」「市川駅」の3駅の混み方は半端ないので、それなりに覚悟していきましょう。

さて、できるだけ混雑を避けるための穴場情報です。

先に書いたように、正面をはずれると、仕掛け花火がよく見えなかったり音楽とズレていたりと、プログラムの隅々まで満喫することはできません。それでも、打ち上げ総数14,000発の大花火大会です。少し離れた場所からでも、充分に楽しめるでしょうという前提での穴場利用です。

篠崎駅から行く江戸川西側河川敷

篠崎駅からの人の流れは、メイン会場に向けて進んでいますが、京葉道路に平行に東側に進むと15分ほどで河川敷に出ます。ここからですと、特に場所とりとか必要ないので、18時頃について、上流に向かって、打ち上げ場所に近づきながら、適当に空いてる場所を探せば大丈夫です。

行徳会場で江戸川南側から観る

駅の混雑も避けたい、という人は、東京メトロ東西線・妙典駅から15分の行徳会場へ。こちらは主催側もすすめる、「公式穴場」です。花火はだいぶ距離がありますが、駅の混雑はかなりましなので、できるだけスムーズに帰宅したい人は、こちらの会場が良いでしょう。

江戸川区花火大会/市川市民花火大会

2017年8月5日(土)19時15分〜20時30分
都立篠崎公園先江戸川河川敷
京成線・京成江戸川駅25分 都営新宿線・瑞江駅45分 JR総武線・小岩駅25分都営新宿線・篠崎駅15分

以上、江戸川/市川花火大会の情報でした。
最後に注意点をひとつ。
いずれの観覧場所でも、土手や河川敷になります。シート/虫除けスプレー/懐中電灯は必須アイテムです。忘れずに準備して、快適に東京一エキサイティングな花火を楽しんでくださいね。

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