軽井沢の紅葉、混雑を避けるなら、北軽井沢の紅葉樹海がおすすめ穴場

      2018/08/21

軽井沢の紅葉

 軽井沢は、日常を忘れて、特別な時間を過ごす森の街。森林のマイナスイオンを浴びながら、美術館をまわったり文学にふれたり食べ歩きをしたりして、リフレッシュができるところですね。

 軽井沢は森の街だから、当然、秋には紅葉の街になります。軽井沢全体が紅葉の見どころになります。 軽井沢の紅葉の見ごろ時期は、例年10月中旬〜11月中旬頃。北陸新幹線で東京から1時間ちょっと。東京より数週間早くはじまる軽井沢に、秋を探しに出かけてみませんか?

 とはいえ、混雑が、やはり大変なことに・・・・

 そこで、この記事では、軽井沢の数有る紅葉ポイントのなかでも、雲場池や白糸の滝などいわゆる定番の混雑を避けるコツについてお伝えしながら、とくにおすすめの場所としてハルニレテラスや塩沢湖タリアセン、そしてあまり知られていない絶好の穴場である「北軽井沢の絶景」ついて、説明していきます。紅葉の軽井沢で、混雑を上手に回避して、ゆっくりした時間を過ごしましょう。

【関連記事】
紅葉の空中散歩をたのしもう!
⇒『紅葉のロープウェイ・ゴンドラ・リフトの穴場12選』

の記事もぜひ参照してください。

雲場池と白糸の滝の軽井沢の紅葉と言えばここ

 軽井沢の紅葉と言えば、雲場池(くもばいけ)と白糸の滝がまず有名です。ガイドブックやポスターなどでも必ずイチ押しでとりあげられている紅葉のみどころですね。

 雲場池では水面に鏡のように映る赤や黄色の木々が絶妙な美しさを見せてくれます。

 白糸の滝は、ワイドでかつ繊細な滝が紅葉の森から流れ出る、他ではみられないユニークな風景を目にすることができます。

 確かにどちらも紅葉の見どころとしては、とても素晴らしいところですが、それだけに、紅葉時期にはとても混雑します。ツアーなどのお客さんもたくさんいますので、確かに美しい風景ですが、正直なところ、大混雑で幻滅する部分も無きにしもあらず。 

 とにかく、雲場池と白糸の滝は、混雑を避けるには、とにかく朝イチを狙うようにしましょう。特に白糸の滝は、朝イチの方が光の入り方が美しく、だんぜん綺麗です。

 軽井沢の魅力は、日常を離れてリフレッシュすることが目的です。観光地っぽい感じが強くなっている雲場池や白糸の滝ももちろん良いのですが、ちょっとポイントをはずして、ゆっくり楽しむコツを紹介します。

雲場池から旧軽井沢を散策

 雲場池へは、軽井沢駅から徒歩でも15分程ですが、自転車で行くのがおすすめです。

 とりあえず自転車は駐車場にとめ、池の周囲を15分ほどで散策できます。池の周囲の散策路は、池の正面入り口よりは散策路の方が混雑が減りますので、とりあえず散策路はまわってみましょう。

 雲場池を見たあと、自転車で、周囲の旧軽井沢内の別荘地内の散策を楽しみましょう。御膳水、聖パウロ教会、ささやきの小径、幸福の谷など自由に散策して、自分なりの紅葉スポットを見つけることもできます。

 雲場池のとなりにある離山(はなれやま)は、山全体が赤く染まり紅葉が見事です。山頂へは1時間弱のハイキングができますが、クマ注意なので、クマ鈴などをもっていきましょう。

白糸の滝から竜返しの滝への紅葉森林浴

 白糸の滝の紅葉を見るなら、混まないうちの、できるだけ早く行くのが鉄則です。もし都心から日帰りで白糸の滝に行くなら、とにかく始発の新幹線で、白糸の滝に直行しましょう。

東京06:28発⇒軽井沢07:34着(はくたか551号)

軽井沢から草軽交通のバス
軽井沢08:00発⇒白糸の滝8:23着
軽井沢08:15発⇒白糸の滝8:38着
の便があります。この便のバスに乗れば、大混雑する前に、白糸の滝を楽しむことができます。

 せっかくなら白糸の滝とあわせてハイキングも楽しみたいという方は、白糸の滝から、信濃路自然歩道を通って、竜返しの滝まで1時間ほどの森林浴を楽しみましょう。ミズナラやハルニレなどの巨木が多いディープフォレストの紅葉を楽しめます。帰りは小瀬温泉バス亭から9:57、11:00、11:52、12:13のバスで軽井沢まで戻ることができます。

紅葉を文化的にのんびり楽しむ

 軽井沢は、自然のマイナスイオンを感じながら、アートや文学に接するのが最大の魅力。

 そんな軽井沢らしさを満喫できる紅葉スポットしては、中軽井沢の「星野エリア」、南軽井沢の「軽井沢タリアセン」が、特におすすめです。

 紅葉に囲まれた癒しの空間で、あんまり動きまわらずに、本を片手にボーッとしながらゆっくりとリフレッシュタイムをおくりたい観に行くというのが、軽井沢の真の楽しみ方。

 紅葉ポイントを欲張って何カ所も回るというよりも、「滞在型の紅葉狩り」が軽井沢にはあっていると思います。

中軽井沢〜軽井沢高原教会〜ハルニレテラス〜トンボ温泉

 中軽井沢駅には「くつかけテラス」という駅ビル(といっても2階建て)があって、アーティスティックなショプの他、図書館が併設されていて、浅間山を眺めながら読書タイムが過ごせまます。

 中軽井沢駅から20ほど歩くと、軽井沢高原教会〜ハルニレテラス〜トンボ温泉といわゆる星野エリアに入ります。

 この、軽井沢高原教会〜ハルニレテラス通り沿いの紅葉並木がとても美しく、軽井沢一とも言われています。ゆっくり紅葉を見ながら散策しながら、ハルニレテラスで気に入ったお店を見つけて休んだり、トンボ温泉を楽しんだりと、日帰りでも充分に別荘気分を味わえます。

スポンサーリンク

 トンボ温泉は4時間なら再入場が可能なので、温泉→散策→また温泉といった贅沢な楽しみ方ができます。10月22日(土)~11月6日(日)の期間は、紅葉の落ち葉で作ったランタンで温泉がライトアップされる「紅葉キャンドル」が見事。

 また、ハルニレテラスでは紅葉のなかで読書が楽しめる「紅葉図書館」が2016年は10月1日(土)~11月6日(日)の日程で開催されています。

 軽井沢高原教会は昼間の紅葉も見事ですが、紅葉ライトアップも絶対に見ておきたいもの。軽井沢発東京行きの最終の新幹線は22時18分ですので、都心から日帰りでも、ライトアップも余裕で楽しめますからね。10月7日~2016年11月6日まで18:00~21:00の間、美しく幻想的な光景を目にすることができます。

 また、軽井沢高原教会は、毎週日曜はゴスペル礼拝13:30~14:15があります。日本を代表するゴスペルシンガー亀渕友香さんのホームチャーチが軽井沢高原教会なので、本格的なゴスペルが楽しめます。

軽井沢タリアセン

 軽井沢タリアセンは南軽井沢の塩沢湖周囲に広がる、公園型テーマパーク。自然、文学、美術、ショッピングと軽井沢の魅力がぎゅっと凝縮されていて、文化に触れながら自然のなかでリフレッシュするという軽井沢の魅力がすべてここだけで体験できます。

 塩沢湖は紅葉が映る美しい湖で、ボートで湖面から紅葉を眺めることができます。

 エリア内には堀辰雄や有島武郎など文学者にちなんだ展示やペイネ美術館などアーティストのアトリエ、睡鳩荘という歴史的建造物など、文化にふれるポイントもたくさんあります。

 ワンちゃん連れも歓迎なので、愛犬と一緒に紅葉を楽しみたい方にも人気があるポイントです。

軽井沢の絶景紅葉、北軽井沢の展望

 北軽井沢は、軽井沢とは浅間山をはさんで北側にある群馬県側に広がる別荘地帯です。この北軽井沢の街全体が、紅葉時期には、いちめんの紅葉の森となります。浅間山のふもとに赤や黄色に色づいた紅葉の大樹海の風景が広がるのです。

 北軽井沢は、家や道路の周辺にも高い木々が育っていて、街全体が木のトンネルの中にあるような感じです。ですので、北軽井沢を上から展望すると、下に街があるとは思えないほど一面の樹海のように見えるわけです。

 広大な紅葉の樹海の風景は、あまり有名ではありませんが、全国でも屈指の感動的な紅葉風景として秘かに話題になっています。

 この「北軽井沢の紅葉の樹海」を見ることができるポイントは「浅間牧場展望台」「小浅間山の西峰」「軽井沢おもちゃ王国の観覧車」の三カ所あります。

 北軽井沢は軽井沢のようなコンパクトな街ではなく、広大な田舎エリアなので、移動は、原則、マイカーやレンターカーなど車が必要です。が、紅葉樹海を見下ろすことができる各ポイントには、バスでも行けないこともないので、それぞれ行き方も説明しておきましょう。

浅間牧場展望台

 北軽井沢に広大に広がる放牧場。入り口には「浅間牧場茶屋」という、少しさびれた感のある小さな観光施設がありますが、牧場はその奥に広がる広大なスペースです。

 牧場に入って10分ほど遊歩道を歩いていくと、「丘を越え行こうよ」の歌碑があるこ高い丘があります。ここから、北軽井沢の樹海が広がる光景が見られます。さらに10分ほど歩いたところにも展望台があります。

 この道はそのまま進むと2時間ほどかけて白糸の滝へ抜けるハイキングコースになっていますが、少し遠いので、展望台から北軽井沢の紅葉樹海を見るだけで充分たのしめると思います。

 浅間牧場は、軽井沢から出ている北軽井沢行き・草津行きの草軽交通のバスでアクセスできます。軽井沢から30分ほど。バスは1時間に1本程度ありますので、軽井沢を拠点に、北軽井沢の紅葉の樹海を観に行くことができます。わざわざ観にいく価値はあるとの評判ですよ。

小浅間山の西峰

 小浅間山は浅間山の北東麓にそびえる1655mの山。軽トレッキングで登れる山頂の視界抜群の山です。標高登山口からは標高差が250m、片道1時間ちょっとで登れます。

 途中までは浅間山へ通じる登山道を登り、途中で小浅間山の尾根伝いに山頂へ向います。山頂は東峰と西峰にわかれています。三角点があるのは東峰ですが、眺めは西峰の方が良く、北軽井沢の紅葉の海が広がります。

 登山道は草軽交通の峰の茶屋バス亭からになります。峰の茶屋は白糸の滝の次のバス停です。

軽井沢おもちゃ王国の観覧車

 北軽井沢にあるおもちゃの王国は、ゼロ歳児から遊べる子どもたちの楽園。ベビーを含む子供連れを大前提にしたテーマパークですので、ファミリーには特に安心の施設です。

 実は、ここの観覧車が、北軽井沢の紅葉の樹海の絶景を見るのに最適。15分間の観覧車ですが、とくに全面ガラス張りのパノラマゴンドラに乗れば、雄大な樹海の上を飛ぶ鳥になったよう。ファミリーは是非おすすめです。

 子供連れでない限り、正直この観覧車以外は居場所が無い雰囲気なので、カップルなどだったら観覧車のみ狙いになります。入園料1,100円+観覧車700円なので、正直、お金はかかりますが、それだけの価値はあるかもしれませんね。

 バスで行く場合は軽井沢からシャトルバスが運行されていて1時間くらいの道乗りです。

 

 以上、軽井沢の紅葉のポイントについて説明しました。

 自然派の人なら、雲場池+離山ハイク、白糸の滝+竜返しの滝などがおすすめです。

 ゆったりリゾート派や文学はなら、星野エリアかタリアセン

 そして余裕や移動手段があれば、是非みてほしいのが穴場「北軽井沢の紅葉樹海」です。

 軽井沢の紅葉を観にでかけてみましょう!

スポンサーリンク

 - 紅葉