紅葉のロープウェイ・ゴンドラ・リフトの穴場12選(関東近県)

      2019/10/24

紅葉ロープウェイの穴場

紅葉の楽しみ方のひとつに「空中散歩」があります。

ロープウェイが運行されているところは紅葉の名所であることが多いです。また、スキー場のゴンドラリフトが紅葉時期だけ運行していることもあります。上空から眺めるカエデの赤やブナのオレンジ、カラマツの黄色…そんな自然が描く錦の絵巻物の風景に、ぜひ出会いたいものですね。

ただ、紅葉の時期はどこでもたいへん混雑するもので、ロープウェイやゴンドラなどはどうしても行列に長時間並ばないと乗車できなかったりもします。

この記事では、そんな紅葉の空中散歩コースのなかから、比較的「穴場」と思われる場所を関東甲信越近県のロープウェイやゴンドラからピックアップして紹介していきます。あわせて、紅葉のロープウェイやゴンドラを楽しむマナーや撮影のコツについてもふれています。

紅葉時のロープウェイ・ゴンドラ・リフトはどうしても混雑してしまうが…

紅葉の名所といえばロープェイ、ロープウエイといえば紅葉の名所です。ロープウェイによてっは針葉樹が多く紅葉があまり見れないところも稀にありますが、だいたいのロープウェイからは、美しい紅葉を見ることができます。有名なところで、ざっと思いつくだけでも、以下のようなロープウェイが思いつきます。いずれも一度は乗ってみたい「有名ロープウェイ」ですが、紅葉時期は人気で、混雑覚悟は必至です。

混雑覚悟の有名な紅葉ロープウェイの例~「穴場でない」定番

那須ロープウェイ…那須・茶臼岳
明智平ロープウェイ…日光
高尾山リフト…高尾山
箱根ロープウェイ…箱根
つがいけパノラマウェイ…白馬
八方アルペンライン…白馬八方尾根
駒ケ岳ロープウェイ…千畳敷
立山ロープウェイ…立山
新穂高ロープウェイ…穂高

(このほかにも、もちろんたくさんあります。ひととおり把握したい方は⇒『関東近県のロープウェイ・ゴンドラ・リフト一覧』をご覧ください)

これらのロープウェイは名所と呼ばれるだけに、紅葉もとても美しく見応えがあるのですが、それだけに人々が殺到します。バスツアーでくる人、ドライブで立ち寄る人、紅葉登山を楽しむ人、海外からのお客様……、タイミングによってはロープウェイの乗車待ち時間が1時間以上とかざらですし、ロープウェイ山麓駅までの車の渋滞もハンパない状況です。

とは言え、名所と言われる場所の紅葉は、タイミングさえ合えば、ほんとうに素晴らしい風景に出会えます。逆に、少し時期がずれたり、年によっては冷え込みが少なく紅葉そのものがイマイチな場合もあります。並ぶだけの甲斐があるかどうか? ある意味「賭け」なのが、こうした紅葉の名所です。

そこで、そんな混雑をできるだけさけて、比較的まったりゆったりと紅葉を楽しめる、そんなロープウェイやゴンドラを探してみました。なかには、上記の「名所」にくらべると、やや規模が小さいところもありますが、ロープウェイやゴンドラに乗るだけでなくスニーカーで歩ける手軽な散策路などが充実しているところを中心にピックアップしてあります。紅葉のタイミングが少しずれてしまってもそれなりに秋を感じる印象深い旅ができるのではないかと思います。

なお、ロープウェイを利用して、がっつりと本格的な紅葉登山を楽しみたい方は、⇒『紅葉登山の穴場と初心者向けルート』の記事を参照してください。

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紅葉時のロープウェイ・ゴンドラ・リフトの穴場12選

グランデコパノラマゴンドラ…山頂の散策路も充実の紅葉ゴンドラ

●種類:ゴンドラ ●秋季運転期間:7月〜11月初旬(リフトは10月下)
●山頂駅の標高:1390m
●標高差:340m
●乗車時間:15分 ●走行距離:2392m
●紅葉見頃時期:10月上~中 ●愛犬OK
●福島県北塩原村 ●アクセス:JR猪苗代駅よりバス80分、磐越自動車道・猪苗代磐梯高原ICより35分

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 グランデコはスノボーダーに人気のスキー場ですが、秋は、裏磐梯の紅葉をたっぷり楽しめるゴンドラと整備された散策路でおすすめのコースです。会津磐梯山、安達太良山、西吾妻山の紅葉の名山が遠くに眺めれれるだけでなく、山頂駅からブナ林や湿原を散策しながら間近な紅葉も楽しめます。一周20分のブナの小道、一周90分のデコ平湿原など紅葉が見事な充実の散策路を手軽に楽しむことができます。

 少しがっつりめにトレッキングを楽しみたい人は、山頂駅からデコ平を通て、ブナ林や滝のある渓谷を通りながら裏磐梯の紅葉の名所である桧原湖畔の早稲沢集落までのルートがおすすめです。紅葉の森を沢伝いに歩きながら、2時間から2時間半で抜けられます。

 また本格的な山歩きを楽しみたい場合は、西吾妻山(2,035m)を経て天元台高原のリフト乗り場へは5時間で縦走もできます。ただしこちらのコースはシラビソの針葉樹が多く紅葉は少な目です。

天元台高原ロープウェイ&リフト…35分のロング空中散歩

●種類:ロープウェイ+リフト ●秋季運転期間:6月〜11月初旬(リフトは10月下)
●山頂駅の標高:1820m ●標高差:900m
●乗車時間:乗り継ぎ35分 ●走行距離:3478m
●紅葉見頃時期:10月上~中
●山形県米沢市 ●アクセス:山形新幹線米沢駅よりバス40分、東北道福島飯坂ICより70分

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 裏磐梯の白布温泉は奥羽三高湯のひとつ。そこからロープウェイ天元台高原へ登り、さらにリフトで西吾妻山の紅葉の山肌の上を登っていけます。リフトから見る紅葉が素晴らしいとの評判の35分の空中散歩コースです。天元台高原のロープウェイとリフトは4本すべて乗り継ぐと乗車時間では東日本最長となるため、空中散歩好きは見逃せないルートです。(詳しくは⇒『関東近県のロープウェイ・ゴンドラ・リフトのランキング』のページもご覧ください。)

 山頂駅からは、本格的なトレッキングコースを周遊できます。まずは、高山植物の豊富な大凹(おおくぼ)でチングルマ、ワタスゲ、コバケイソウの草紅葉が楽しめます。この山系で最も高い西吾妻山(2035m)はシラビソ針葉樹に囲まれて眺望がないため手前の梵天岩(2005m)ので引き返しても十分山歩きを楽しめます。リフトの下り時間に注意しながら、コースを調整して歩きましょう。

 このルートのポイントとしては山頂付近の紅葉よりも、リフトから眺める山腹の紅葉がやはりメインとなります。歩きたい人であれば、下山はリフトでなく徒歩で、西吾妻山から若女平のある尾根伝いにロープウェイ山麓に向かえば、ダケカンバやカラマツの紅葉の林のなかのトレッキングを楽しめます。

 また、西吾妻山・西大嶺を経て、グランデコパノラマで下山するコース取りも可能ですが、その際は時間的に十分な余裕をもてるよう始発に近いロープウェイで登るようにしましょう。

磐梯山ロープウェイ…紅葉の名山の意外な穴場ルート

●種類:ゴンドラ ●秋季運転期間:9月22日〜11月4日
●山頂駅の標高:1250m ●標高差:417m
●乗車時間:6分 ●走行距離:1734m
●紅葉見頃時期:10月上~中 ●愛犬OK
●山形県猪苗代町 ●アクセス:JR猪苗代駅よりタクシー10分、磐越自動車道猪苗代磐梯高原IC8km

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 東北を代表する紅葉の山としても有名な磐梯山(1819m)ですが、登山ルートの定番が磐梯ゴールドラインを使って八方台登山口から入る北西ルートのため、南面を登るロープウェイ(ゴンドラ)は意外なことに穴場ルートになっています。ゴンドラ経由のコースが、他のルート以上に樹種も多く紅葉も綺麗なようです。ゴンドラ山頂はスキー場のため、展望ベンチがあるだけでとくに何も無く、手軽な散策コースもありません。しかし展望ベンチがあるので、そこに座って眼下に広がる猪苗代湖を眺めながらボッとするのも、案外、贅沢な時間かもしれません。

 アクティブ派の人は、トレッキングシューズやレインウェアなど最低限の装備で、磐梯山頂を目指さす前提でゴンドラに乗るのが良いでしょう。ゴンドラ山頂駅からは磐梯山山頂へ1時間半ほど(健脚なら1時間ちょい)で登れてしまいます。ガレ場とかあるので、もちろんトレッキングシューズは必須ですが、初心者でも気軽に登れる山です。下山は、ゴンドラに戻るコースが最も歩く距離は短いですが、紅葉の穴場の「赤植山」に立ち寄りながら、猪苗代スキー場に降りるのもありです。赤植山に立ち寄っても、新幹線を使えば都内からの日帰りも楽勝です。美しい東北の山の紅葉を手軽に楽しめるロープウェイと登山ルートです。

オニコウベスキー場テレキャビン…昭和なゴンドラも楽しめる紅葉穴場

●種類:ゴンドラ
●山頂駅の標高:1106m ●標高差:726m
●乗車時間:9分 ●走行距離:1886m
●紅葉見頃時期:10月上~中 ●
●宮城県大崎市 ●アクセス:JR奥羽東縁鳴子温泉からバス40分、東北道古川IC50分

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 紅葉の名所で知られる鳴子温泉・鳴子峡の奥にある、オニコウベスキー場は、グリーンシーズンは自然体験やパラグライダーなどグリーンアクティビティーが充実し、とくにファミリー向けのアウトドアレジャーの穴場です。国内外のカブドムシとたっぷり遊べる「かぶとむしふれあいの森」も大人気。そんなオニコウベですが、秋は秋で、紅葉の穴場。鳴子峡の混雑を避けて紅葉をゆったりと楽しめます。

 オニコウベのテレキャビンは昭和における未来型のような曲線のフォルムが懐かしく、とても魅力的なゴンドラ。このゴンドラに乗るだけでもワクワクします。鬼首(これで「おにこうべ」と読む)地区の田園風景と荒雄湖をとりまく紅葉の山々を上空からながめながら到着した山頂駅からは、さらにブナ原生林のハイキングコースを散策できます。近くの吹上高原でのオータムキャンプや鳴子峡の紅葉や温泉とあわせて楽しみたい穴場です。

ハンターマウンテン紅葉ゴンドラ…「ハンタマ」の秋の顔

●種類:ゴンドラ ●秋季運転期間:10月初旬〜11月初旬
●山頂駅の標高:1600m ●標高差:465m
●乗車時間:10分 ●走行距離:2418m
●紅葉見頃時期:10月初~中 ●愛犬OK
●栃木県那須町 ●アクセス:東北新幹線那須塩原駅からタクシーで60分 東北自動車道西那須野塩原ICから50分

 那須といえば茶臼岳の9合目まで一気に登れる那須ロープウェイで姥ヶ平から眺める茶臼岳などが有名ですが、こちらはやはりかなり混雑します。そこで、やや穴場的なハンターマウンテンの紅葉ゴンドラへ。「ハンタマ」の愛称でボーダーに愛されているハンターマウンテンは、夏のユリでも有名ですが、紅葉ももちろんばっちりです。明神岳(1,638m)山頂駅には、紅葉のなかをスニーカーでも手軽に回れる一周50分の木道が整備され、関東平野展望台からの絶景も見逃せません。

 そこから、100分ほどで鶏頂山(1756m)と釈迦岳(1795m)へ登る本格登山もできますが、こちらはやや道が悪く中級者向けのルートです。ポイントは、ハンターマウンテン紅葉時期の例年では10月上~中旬を逃さずに行くこと。近くの有名紅葉スポットである「那須もみじライン」や「もみじ谷大吊橋」は例年10月下~11月初旬ごろが見ごろですが、そのころはハンタマ山頂の紅葉は終わってしまい麓のカラマツしか見れません。もみじ谷大吊橋とハンタマ山頂の紅葉はセットでは行けないと考えておきましょう。逆に、10月上旬ごろは日塩ラインの混雑もそれほどではありませんので、「那須の紅葉がはじまった」という情報を聞きつけたらすぐにハンタマ山頂を目指せば混雑を避け那須の紅葉を楽しめるでしょう。

マウントジーンズ那須…山のツツジは紅葉しますよ〜!

●種類:ゴンドラ ●秋季運転期間:9月15日〜11月上
●山頂駅の標高:1410m ●標高差:460m
●乗車時間:10分 ●走行距離:1800m
●紅葉見頃時期:10月上~中 ●愛犬OK
●栃木県那須町 ●アクセス:東北新幹線那須塩原駅よりバス50分、東北道那須IC30分

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 マウントジーンズ那須の山頂駅一体は、ゴヨウツツジ(シロヤシオ)の日本最大級の自生地です。ゴウヨウツツジは5月中〜6月上が花の見頃ですが、紅葉は例年10月上~中旬です。ツツジといえば庭木として植えられている常緑樹を思い浮かべますが、山の野生のツツジは落葉性つまり紅葉するものが多いのです(詳しくは⇒『野生ツツジの種類と特徴』の記事を参照ください)。ゴンドラ山頂駅からは、3万株のシロヤシオ群落を通る散策コース(展望台への往復40分、遊歩道経由55分、ブナ遊歩道30分)があり、軽装で手軽に散策を楽しめます。さらに三本槍岳(1,916m)への片道2時間30分の本格トレッキングにも利用できき、見事な紅葉の山歩きを満喫できます。ただし三本槍岳へはトレッキング経験がある程度ある人向けです。山頂ドッグランがあり愛犬家にも評判。

湯沢高原ロープウェイ…普段着で山を楽しめる天空の公園

●種類:ロープウェイ ●秋季運転期間:4月~11月
●山頂駅の標高:870m ●標高差:500m
●乗車時間:7分 ●走行距離:1300m
●紅葉見頃時期:10月中~下 ●愛犬乗車にはゲージ必要
●新潟県湯沢町 ●アクセス:上越新幹線・越後湯沢駅徒歩8分、関越道・湯沢IC10分

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 湯沢高原は新幹線湯沢温泉駅からすぐアクセスできる手軽なハイキングポイント。高山植物園「アルプの郷」を散策したり、大峰山(1170m)~栄太郎の尾根を整備された舗装燈籠を歩く2時間30分のパノラマコースで、手軽に安心安全にハイキングできます。ファミリー向けやシニアに人気のようですが、実は、デートーコースにもかなり使えます。駅近でアクセスが超便利で、普段着で歩ける尾根からの自然と展望が楽しめるようなところは、そうそう他にはありません。万が一紅葉が早すぎる場合でも、アルプの郷の「天空のコキア畑」の紅葉が楽しめるかも(紅葉・コキアとも色づきのタイミングは現地に要確認!)

 ややしっかりめにトレッキングしたい人は、舗装のパノラマコースを避け、栄太郎峠までブナの森を登り、清津峡へ降りる軽トレッキングコースもおすすめです。ブナ林の紅葉散策を静かに楽しむことができます。

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田代高原パノラマリフト…超有名紅葉空中散歩エリアに密かにある穴場

ドラゴンドラ …●種類:ゴンドラ ●秋季運転期間:10月上〜11月上
●山頂駅の標高:1346m ●標高差:425m
●乗車時間:25分 ●走行距離:5481m
田代ロープウェイ  …●種類:ロープウェイ ●秋季運転期間:10月上~11月上
●山頂駅の標高:1413m ●標高差:607m
●乗車時間:10分 ●走行距離:2175m
たしろ高原パノラマリフト … ●種類:リフト ●秋季運転期間:
●山頂駅の標高:1474m ●標高差:133m
●乗車時間:5分
●紅葉見頃時期:10月中~下 ●
●新潟県湯沢町 ●アクセス:上越新幹線・越後湯沢駅バス50分、関越自動車道夜野ICより50分

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 空中の紅葉散歩といえばここ田代高原。スリルと迫力と満足度充分のアップダウンのあるコースを進む日本最長の長距離のドラゴンドラ。そして地上高230m地点(日本最高)を通過する、田代ロープウェイ。このふたつをのロープウェイで乗り継いで、山麓駅どうしをシャトルバスで結ぶ「紅葉周遊トライアングル」が有名です。ちょっと前までは、凄い絶景なのに何故かほとんど人に知られておらず穴場中の穴場でしたが今では、行列のできる名所に。紅葉ロープウェイとしても、もはや日本一のポイントかもしれません。

 もちろん紅葉シーズンはゴンドラも朝から混雑し、知らない人と同士と相席になり、座る方向も選べません。ただ、それでも乗るか価値があるのが、紅葉時期のこの両ロープウェイです。ドラゴンドラと田代ロープウェイの山頂駅は徒歩25分離れていて、田代ロープウェイの山頂駅がだいぶ高いため、上り坂を登る必要のあるドラゴンドラ⇒田代ロープウェイの順番の方がやや空いていると言われています。

 さて、この記事のテーマは「穴場」。この大人気ルートのロープウェイの山頂駅があるたしろ高原に、実は「穴場」があるんです。案外知られていなのですが、たしろ高原では、山頂駅から、さらに上へ登るリフトが運行されています。というか田代高原はスキー場なので、そのリフトが、紅葉時期に臨時運行されるのです。それが、1346mの田代高原から1474mの展望ポイントまで登る「パノラマリフト」です。「パノラマリフト」は、田代ロープウェイとドラゴンドラとは別料金であることや、みなすっかりドラゴンドラと田代ロープウェイに満足しているため、案外乗る人が少ない穴場リフトになっています。「パノラマリフト」は乗車時間5分ですが、ダケカンバ、ウリハダカエデ、ミネカエデ、ナナカマド、ブナ、ヤマウルシなど赤黄色に綺麗に色づく樹木がたっぷりで、タイミングがあえばバッチリの紅葉のうえを飛ぶようなオープンな空中散歩をナマで体感することができます。パノラマリフトの山頂からは苗場山など間近に見えて、田代湖もばっちり見下ろせて、静かに高原の秋を楽しむことができます。ドラゴンドラと田代ロープウェイの穴場オプショナル・ルートとして見逃せません!(パノラマリフトの運行状況については随時、現地にご確認ください)

奥志賀ゴンドラ…紅葉をハイソに楽しむ穴場リゾート

●種類:ゴンドラ ●秋季運転期間:10月1日~23日の土日休
●山頂駅の標高:1995m ●標高差:478m
●乗車時間:7分 ●走行距離:1917m
●紅葉見頃時期:10月上~中 ●愛犬OK
●:長野県山ノ内町 ●アクセス:長野鉄道・湯田中駅よりバス60分、上越道信州中野IC60分

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 奥志賀といえば、夏に、小沢征爾がクラシック音楽の若手音楽家たちとアカデミーを開く場所として有名です。最近は愛子様がスキーをされた場所でもあり、志賀のリゾートのなかでも、特別に「ハイソサエティ」な感じがするところです。焼額山(2009m)のふもとに広がる奥志賀リゾートは冬のパウダースノーをはじめ、自然を活かしたグリーンレジャーを快適に、大人な雰囲気で楽しめる、穴場的リゾートです。

奥志賀リゾートでは毎年10月体育の日の連休に「紅葉フェスタ」を開催。紅葉絶景を上から眺めるゴンドラの空中散歩も楽しめます。ゴンドラ山頂駅から徒歩20分ほどの焼額山山頂からは雲海の向こうに妙高山を観ることもできます。高層湿原には幻想的な雰囲気の稚児池がありますが、このへんは針葉樹が多いので、紅葉はどちらかというと、ゴンドラから眺める下の渓谷のほうがメインとなります。ゴンドラで上からながめたあとは、渓谷に行きブナ林の紅葉を満喫しましょう。フェス期間中は紅葉ツアーガイドもあります。

妙高・杉ノ原ゴンドラ…紅葉の空中散歩とハイキングを静かにたっぷり楽しめる良コース

●種類:ゴンドラ ●秋季運転期間:9月下~11月上
●山頂駅の標高:1485m ●標高差:675m
●乗車時間:18分 ●走行距離:3075m
●紅葉見頃時期:10月中~下 ●
●:新潟県妙高市 ●アクセス:えちごトキめき鉄道・しなの鉄道妙高高原駅バス20分、上信越自動車道妙高高原ICより10分

ちーーいさん(@chii.kanai)がシェアした投稿

 妙高山(2454m)のロープウェイは妙高スカイケーブルが有名ですが、妙高山の外輪山・赤倉山の南東にある杉ノ原スキー場のゴンドラの紅葉運転が実は穴場で、乗車時間も長く、たっぷりと紅葉の空中散歩を楽しめます。色づいた森の上を約20分空中散歩して到着する山頂の展望デッキからは野尻湖を見下ろし天気がよければ富士山も望めます。山頂から軽くハイキングできる赤倉山南麓湿原遊歩道(1周2km)では、ブナ、ダケカンバ、シナノキなど落葉樹林帯の森や巨木の紅葉を満喫できます。湿原遊歩道は夏はミズバショウ、ヤナギラン、タチアザミ、ツリフネソウなどの高山植物も観られます。下山は、ゴンドラで戻るのもいいですが、スキーゲレンデを歩いてのんびり降りるのも散策がてらのトレッキングにもってこいです。

ゴンドラリフト・ノア…絶景を眺めるマウンテンリゾート

●種類:ゴンドラ ●秋季運転期間:9月毎週土日祝および9月22日~11月4日
●山頂駅の標高:1289m ●標高差:539m
●乗車時間:8分 ●走行距離:2183m
●紅葉見頃時期:10月上~中 ●愛犬OK
●長野県白馬村 ●アクセス:大糸線信濃森上駅徒歩20分、長野ICより60分

阿部 淳一さん(@abe_camera_motte_go)がシェアした投稿

 初冠雪と紅葉そして針葉樹の緑(または空の青)この3色のコントラストが織りなす絶景を「三段紅葉」と人は呼びます。この三段紅葉は、どこででも見られるものではありませんが、ここ白馬岩岳(1,289m)からは、白馬三山を望む「三段紅葉」を見ることができます。まして、その絶景を、居心地の良いオープンテラスやおしゃれなカフェから眺められれば、超テンション上がりますよね? そんな夢のような空間を実現してくれるのが「白馬マウンテンリゾート」。2018年秋には、ニューヨークの老舗ベーカリーが運営するカフェ「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」もオープンし、オープンテラスで最高の紅葉風景をながめることができます。

 もちろん、岩岳へ登るへゴンドラリフトからの紅葉風景も見事です。山頂駅からはカフェだけでなく、橙色に紅葉するブナ・ミズナラの森を周遊する60分の散策コースのほか、地元ではネズコと呼ばれるクロベ(常緑樹)の森もあります。またゴンドラリフト・ノアの山麓駅へは大糸線信濃森上駅徒歩20分と何げに駅近のゴンドラです。車なくても行けちゃうマウンテンリゾートとしても貴重です。

万座温泉スキー場紅葉リフト…温泉と紅葉リフト

●種類:リフト ●秋季運転期間:10月上~中 ●山頂駅の標高:1800m
●紅葉見頃時期:10月上~中 ●
●群馬県嬬恋村 ●アクセス:軽井沢駅よりバス2時間(2本の乗り継ぎ)、上越自動車道・碓井軽井沢iCより64km

manami satakeさん(@maaaachan._.gram)がシェアした投稿

 万座温泉は標高1800mの高原の温泉地。万座温泉スキー場では10月1日から22日まで、紅葉リフトを運行しています。草津の美しい紅葉を高い視点から見下ろしながら、四阿山(あづまやさん)や本白根の外輪山を望む空中散歩です。万座高原ホテルなどでは、宿泊・食事あるいは日帰り温泉とセットになったお得な紅葉リフトプランがあります。また、宿泊者向けには芳ヶ平のトレッキングツアーなどもあります。紅葉ドライブで有名な万座ハイウェイ・紅葉台よりはやや見ごろ時期は早いので注意が必要です。

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ロープウェイを使った紅葉ハイキングの注意点

山頂駅の標高は必ず把握しておこう

ロープウェイで紅葉の山を楽しむ場合、まず、行こうとしているロープウェイの標高をまず把握する必要があります。

ロープウェイやリフトのなかには標高2000m前後(東北や北海道では1500mぐらい〜)の「亜高山帯」と呼ばれる場所に一気に連れて行ってくれるところも少なくありません。亜高山帯では、秋に天候が崩れると、雪が降ることすらあります。高山ロープウェイに乗り、ましてそこから山を散策する場合は、十分な登山の装備と知識がないと遭難してしまうリスクが高いことを決して忘れてはいけません。(詳しくは⇒『紅葉登山の穴場と初心者向けルート』の記事を参照してください。)

この記事の「穴場」で紹介しているロープウェイやゴンドラは、標高は比較的低く、特別な登山装備は不要なところをリストアップしています。山頂駅付近の散策路を歩くにはスニーカーで十分です。ただ、急に天気が崩れることもあるので、薄手のマウンテンパーカーやソフトシェルを持参した方がよいでしょう。ただ、山に持っていくにはタウンユースの撥水加工では不十分でしっかり「防水性」があるものを。詳しくは、⇒「マウンテンパーカーの防水性」の記事を参照してください)

逆に500m以下の山であれば、それほど気にすることはく、普段着で楽しめます。

クマ鈴を持参しよう

標高に関係なく、ちょっとした山でも、持参したいのが「クマ鈴」<です。平野のなかの独立峰でクマがいないとわかっていれば不要ですが、深い山とつながっている山である以上、たとえ標高が低くても「クマが出る」ことを前提としたい/span>ものです。

原則、クマ鈴やラジオを鳴らすなどしておけば、クマの方が避けてくれるので、予防すれば心配はありません。ただし、クマの被害が出ていて「人喰いグマ」がまだウロウロしているようなところではクマ鈴が逆効果になることもあります。また、クマ鈴はストッパーがついて鳴らなくできるものを選ぶようにしましょう。

クマが人里近くに出現する率は、主食であるブナの実(=どんぐり)が豊作かどうか?に関わっています。まず、前年が豊作だと、春に多くの子供が生まれ、「熊人口」が増えているので、翌年の出現率が高まります。前年が豊作で今年が凶作だと、余計に里への出現率は高まるわけです。

東北地方の例ですが、東北森林管理局による「ブナ開花結実調査」によれば、平成28年〜29年から2年連続凶作になっています。30年はやや並作〜豊作ですので、東北では2018年の秋は、熊の出現度合いはやや低くなりそうですね。(逆に本年は目撃情報が多いという説もありますので、油断はできません。)

もちろん、ドングリの出来とクマ出没の関係は、あくまでセオリーです。備えあれば憂いなしですので、クマ鈴を準備して、のびのびとリラックスして秋の山を楽しみましょう。

★ストッパー付きのクマ除け鈴だけは用意しておきたい

ロープウェイやゴンドラ乗車時のマナー

さて、ロープウェイやゴンドラからの空中散歩ですが、快適に良い旅にするには、乗車する人たちみんなの譲り合いの気持ちが大切です。

紅葉の混雑時は、ロープウェイやゴンドラは混雑します。ロープウェイでは、窓側に入れなかった人は、あまり紅葉を楽しむことができません。窓側をゲットできた人は譲るまでしなくても良いですが、窓にへばりついて写真やカメラをまわすのは止めましょう。窓にへばりつかずに、少し距離をおけば、後ろの人も見やすくなります。

また、ゴンドラでは知らない人どおし狭い空間に相席になることがあります。紅葉シーズンにゴンドラに乗る場合は、相席になる前提で、いろいろ気をつけたいものです。お互い気持ちよく時間を過ごすために、乗車時と下車時には軽く挨拶はして、なおかつプライベートを維持するため、静かに紅葉に集中するのが良いのかと思います。

その点、気兼ねがないのがペアリフトです。どうしてもプライベートに紅葉の空中散歩を楽しみたい人は、ペアリフトのあるルートを狙うのもありです。リフトの場合、天候によっては寒さ対策などアウトドア的な準備を忘れずに。

ロープウェイやゴンドラからの撮影のコツ

ロープウェイやゴンドラから紅葉の写真を撮ろうとするときに、必ず問題になるのが、ガラスが鏡のように車内を映してしまう「映り込み」です。

どうしてもこれを避けたい場合は、スマホのカメラに着ける「偏光フィルター」を用意しておきましょう。ガラスの映り込みを防ぎ、コントラストも鮮やかになるので、綺麗な写真がとれる可能性が高まります。

なお、スキー場のゴンドラなどの場合、ガラスが傷ついて曇っていることも少なくありません。その場合、窓を少しだけ開けられることが多いので、その隙間から撮影しましょう。

その点、リフトでは、スマホを落とす心配さえ気を付けていれば、写真撮影も楽です。やはり、リフトでの紅葉空中散歩が最強、なのかもしれませんね。

★窓ガラスの映り込みを防ぐのに便利な偏光フィルター

★リフトやゴンドラに乗るなら、撮影時のスマホ落下防止対策も

以上、紅葉の空中散歩をロープウェイやゴンドラで楽しむ穴場と、コツや注意点についてお伝えしてきました。

紅葉のタイミングは、ほんの一瞬の「一期一会」です。美しい紅葉に出会えたら、そのことを、そこにいる人たちみんなで喜び会いたいものですね!

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