年末ジャンボプチの確率や発売期間の詳細。当たりそうでヤバい!?

      2018/11/28

年末ジャンボプチ

ふだん宝くじとか興味ない人でも、「年末ジャンボだけは買う」って人は多いですよね。今や年末ジャンボは「国民的行事」です。そんな年末ジャンボ宝クジに、「年末ジャンボプチ」が加わり今年で3年目。「年末ジャンボミニ」とあわせて、狙いどころの選択肢が、より広がっています。

しかし一方で、ジャンボ、ミニ、プチと3つのくじが同時発売され、それぞれの1等とか2等とか考えると、いろいろあり過ぎで、どれがどう違うのか? どれが当たりやすそうなのか? とても、わかりにくい複雑な状況になっています。

そうでなくても「超低確率」と言われている宝くじ。買うからには、少しでも確率の高いところを狙いたいもの・・・と思って、確率を調べていたら、「年末ジャンボプチ」の当選確率って、何げにヤバくね?と感じたので、年末ジャンボプチについての詳細情報をシェアしていきたいと思います。宝くじで夢ゲット!の参考になれば幸いです。なお、お急ぎの方は、⇒「年末ジャンボ・ミニ・プチ当選確率一覧表」へ、ジャンプできます。

【参考記事】
宝くじ初心者の方は、⇒『年末ジャンボ宝くじ、はじめての買い方』の記事も参照ください。

2018年の年末ジャンボ&プチ&ミニの販売期間は11月21日(水)〜12月21(金)まで。抽選は12月31日です。くじはいずれも一枚300円で一枚だけでも購入可能です。

また、「年末ジャンボプチ1000万」の確率は、ざっくり言うと、以下です。

年末ジャンボプチの当選確率は?

1等1000万円の当たる確率=10万分の1

2等10万円の当たる確率=1万分の1

……この数字が高いのか低いのか? ほかの「ジャンボ」や「ミニ」と比較して、年末ジャンボプチは果たして「買い」なのかどうか?じっくり検証していきましょう。

なお、宝くじがまったくはじめての方は、次の記事
「年末ジャンボの初心者向けガイド」
「宝くじのもっとも賢い買い方は?」
「よく当たる宝くじ売り場の謎」
も参照してください。

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も参照してください。

年末ジャンボのプチとミニって、庶民の味方っぽいかも

「年末ジャンボプチ」って、大きいのか小さいのかどっちなのよ!?って突っ込みを入れたくなるネーミングですが、それはさておき、年末ジャンボに、ミニとプチが加わった理由を、まず、おさらいしておきましょう。

年末ジャンボは1980年にスタートした時は、賞金額は、1等+前後賞あわせて4千万円でした。それが、1億→2億→6億→7億と、年々、上がり続け、2015年ついに10億円になりました。賞金額が上がるのは嬉しいことですが、実は、それに反比例して当選確率も落ちてきています。

年末ジャンボの一等の当選確率は、1980年のスタート時は100万分の1だったのが、賞金額の増加と引き替えに1,000万分の1へ下がりました。そして、2015年には2,000万分の1へ一気に下落。そうでなくても、「天文学的な確率」と言われていた一等が、さらに遠く、宇宙の外へ飛んで行ってしまったかのようです。

ここまで確率が下がると、当然、宝くじの売れ行きに影響も出るわけです。

また、賞金額がうなぎのぼりなことについて、疑問の声もあがっています。
「10億とか賞金額が高過ぎない? 格差拡大を一層おしすすめてるのでは?」

とか

「数百万円でもいいから、もっと当たらないかなぁ? 賞金アップより、当たりくじ増やしてほしい。」
・・・・こんな不満や要望が増えてきたのです。

その要望に応えるべくして新たに登場したのが、2014年の「年末ジャンボミニ」、2016年の「年末ジャンボプチ」です。

年末ジャンボミニは1等5,000万円(前後賞込み)が、なんと75本。

そして、年末ジャンボプチは一等1,000万円が、なななんと1千本!

ちなみに、2017年はプチの1等は1等700万円に下げられていたのですが、2018年は1,000万円に戻しています。

とにかく、年末ジャンボシリーズ全体で高額の当たりの数が、かくだんに増えたのは、素晴らしいことです。

一握りの億万長者が生まれるよりも、1000万円の人が1000人誕生するほうが、どう考えても平等っぽい。このほうが、チャンスを多くの人たちでシェアしてる感じ、しますよね?!

そもそも、1000万円が当たるだけでも、それで救われてどん底から這い出せる生活レベルの人が沢山いるわけで、一人に10億なんて当たらなくてもいい。 もし私が総務省の偉い人だったら、年末ジャンボの24本の10億円、計240億円も、1000万円の約2,400本に分割して、ぜんぶプチにしてしまうと思います。そしたら、なんか経済波及効果も出そうですし。

まぁ、それはさておき、とりあえず、多くの庶民の味方となるであろうプチとミニについて、さらに詳しく見ていきましょう。

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プチミニのメリットは?

まず、年末ジャンボとミニ、プチとの共通点や違いを整理しておきましょう。

ジャンボとミニプチの相違点

・プチには前後賞が無い

・ミニ、プチともにジャンボと同様ユニット制

・ジャンボは1ユニット2,000万枚だがミニ、プチは1ユニット1,000万枚

・発売期間や抽選日は共通。販売期間は11月21日(水)から12月21日(金)まで

ミニとプチには、ジャンボにくらべて、どんなメリットがあるでしょう?

まず、なによりも、1ユニットが1,000万枚なので「当選確率が底上げされている」のが嬉しいところです。ジャンボでは1ユニット2,000万枚に対してに1等が1枚だけですが、ミニは1ユニット1,000万枚に1等が5本、プチは1ユニット1,000万枚に1等が100本あります。当たりの総数は、ジャンボは24ユニット発売予定なので1等24本の予定、プチは15ユニット発売予定ですので、《10ユニット×1ユニットあたり100枚=計1,000枚》の一等の予定、という仕組みです。

ちなみにプチの当選番号は、抽選されるのはひとつの番号だけで、100組あるうちの組みはどれでもOKというかたちにして、1ユニットあたり100個の1等を出しています。ミニの場合は1ユニットあたり7個、別々の当選番号が抽選されます。

さて、ミニとプチはこのようにユニット制ですので、ジャンボ同様、売り切れ無しの増刷方式です。発行枚数があらかじめ決まっている「初夢宝くじ」のように売り切れてしまうことはありません。もし売れ行きが好調で、ユニットが増刷されれば、当たりの本数も増える仕組みです。

また、プチには前後賞が無いのもシンプルでいいですね。連番で買う意味がないので、買い方は「バラ」のみ。縦連とか特バラとかややこしい買い方に悩む必要がありません。

・・・このあたりが、プチとミニのメリットとなっています。

(なお、ジャンボ宝くじの基礎知識やユニットの仕組みについては、こちらの記事⇒「年末ジャンボの初心者向け買い方ガイド」も参照してください。)

ジャンボプチの確率は?

さてさて、最大の問題は、「どれだけ当たる可能性があるの!?」ってことですよね。

年末ジャンボの10億円は、2000万ぶんの一という、ほぼゼロに等しい可能性でした。

では、プチやミニは、手の届きそうな可能性まで、あゆみよって来てくれているのでしょうか・・・?

以下の表を、見てみましょう。これは、年末ジャンボ、プチ、ミニ、初夢宝くじの主要な賞についての確率比較です。当りクジの数と発行枚数やユニット単位数をもとに、確率を計算しています。「当たらない順」に並べてあります。

年末の宝くじの当選確率の順位は!?
くじの種類 賞金額 当りクジ本数 確率
年末ジャンボ1等 7億円 24本 2,000万ぶんの1 0.000005%
初夢宝くじ (東京)1等 1億5千万円 1本 700万ぶんの1 0.000014%
年末ジャンボ2等 1千万円 72本 666万ぶんの1 0.000015%
ミニ1等 3千万円 75本 200万ぶんの1 0.00005%
ミニ2等 1千万円 150本 100万ぶんの1 0.0001%
初夢宝くじ(東京) 2等 100万円 70本 100万ぶんの1 0.0001%
プチ1等 1千万円 1,000本 10万ぶんの1 0.001%
ミニ3等 100万円 1,500本 10万ぶんの1 0.001%
年末ジャンボ3等 100万円 1500本 10万ぶんの1 0.001%
プチ2等 10万円 1万本 1万ぶんの1 0.01%
年末ジャンボ4等 10万円 9万6千本 5千ぶんの1 0.02%
プチ3等 1万円 10万本 1000ぶんの1 0.1%

いかがでしょう?

下の方に行くにつれ、かなり現実的な数値になっているのではないでしょうか!?

とくに目を引くのが「プチ」の1等1000万円が10万分の一の確率で当たるという件です。

10万と言えば、東京ドームと京セラドームそれぞれに9割お客さんが入った数です。

たとえば長渕剛の10万人ライブオーディエンスに対して1人です。

その会場のなかの誰か1人に1000万円当たるってわけです。

ジャンボの10億円は、東京都と千葉県の全人口に対して1名という、ほぼあり得ない、無理な確率でした。(ジャンボ宝くじの確率については、⇒「年末ジャンボの初心者向けガイド」の記事を参照ください。)

それに比べたら、はるかに現実的ですよね? 想像がつく確率です。

そうそう、四葉のクローバーの発生率が10万分の1だそうです。

四葉のクローバ見つけたことありません? 私はあります。ということは・・・
≡ ≡ ≡┌(^o^)┘→ → →ジャンボプチ

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確率の落とし穴

思わず1万円札とか持って「年末ジャンボプチ」を買いに走り出しそうになってしまいましたが、ここで少し、冷静になって、「確率というのは難しい」という話をしておかなければなりません。

まず、10万分の1の確率の年末ジャンボプチ1等ですが、もし10枚買えば、1万分の1に、30枚買えば、確率が、3千3百30分の1になるんでない?と思える件について。

NHKホールのキャパが3千5百ですので、あの客席から、一名選ばれるって、ぜんぜん、あり得ない話ではないないですよね?! プチ30枚買えばマジ来るかも・・・?

ところが、残念なことに、30枚買ったら確率が30倍増えるかというと、そう単純でもなさそうです。

というのも、 「クジに当たらない確率」というのを計算すると、実際は、もっと少ないイメージになってきます。

「クジが当たらない確率」をわかりやすく理解するために、サイコロを考えてみましょう。

サイコロを一回振って「1」が出る確率は6分の1です。

じゃぁ6回ふったら1/6×6=1で100%、って計算になるでしょうか? ならないですよね。

6回振って100%というのは、6回振ったら確実に1が出るということですけど、そうはならないです。実際は、10回くらい振らないと1が出ない場合とかもありますよね。

この場合、「6回振っても一度も1が出ない確率」というのを考えて計算する必要があるんです。

結論を言えば、サイコロを6回振った時に最低1回は1が出る確率は、66.5%しかないんです

それと同じことで、確率が10万分の1だからといって、10万人ライブの観客のうちに、必ず1人にあたるか?っていうと、実際は、そうはなりません。サイコロの目と同じような感じで、もっと低くなっていくわけです。

そこのとろを、よーく理解して、間違ったイメージで行動しないように、注意してほしいと思います。

このあたりの、宝くじの確率については⇒「宝くじの賢い買い方」の記事でも、わかりやすく分析してますので、参照してください。

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★あたる確率が増すわけではありませんが、宝くじの保管場所に悩んだら、これもありかもですね。

結局のところ、年末ジャンボプチは、お買い得なの?

さて、年末ジャンボプチの一等が当たる10万分の1の確率とは、高いのか低いのか、結局のところ、どっちなんでしょうか?

年末ジャンボの2000万分の1があまりに酷いため、それにくらべれば10万分の1は素晴らしい数字です。しかし、「10万人がいても、必ずそのうちの1名があたるとは限らない」というふうに考えれば、やっぱり、そうそう当たるものでもない、ってなりますよね。

やはり、年末ジャンボと同様、過度な期待はせず、どきどきわくわくを楽しむために、数枚だけ買っておいたほうが、良さそうですね。

なぜ数枚だけか?というと、宝くじは一度に10枚とか50枚とか大量に買っても、確率はほとんど上がらないからです。ですので、仮に3,000円の予算があるなら、プチだけを10枚買うよりは、プチ、ミニ、ジャンボをそれぞれ3枚ずつ買う方が、確率は高まるという考えが成り立ちます。くわしくは⇒「宝くじの賢い買い方」の記事を参照ください。

ジャンボプチなら元が取れるのでは?

最後に確率の情報をもうひとつ。

年末ジャンボプチの3等は1万円ですが、当りクジは10万本になります。1千万枚の1ユニットに対して1万本ありますので、確率は1000分の1、なんと0.1%です。

これって、1万円分買ったら、かなりの高確率で1万円回収できるってこと・・・?って思ってしまいますが、実際は、それほどでも無さそうですね。

年末ジャンボプチがヤバいと言っても、あくまで宝くじ。回収率(還元率)は50%という、あらゆる賭け事や投資のなかでも、もっとも低いものだってことは、忘れてはいけません。

なので、何かを期待して、宝くじに資金を注ぎ込むことだけは、やめておいた方が、良さそうです。

以上、当選確率がヤバいくらい高い、「年末ジャンボプチ」について見てみました。

ひょっとしたら、身近な人で、当たった〜て人が出てくるんでないかという雰囲気ですよね。

やっぱり、買っとかないと、悔しい思いをしてしまいそうですね・・・。

なんと言っても「一枚でも買わない限り絶対に当たらないのが宝くじ」です。これまで述べてきたように「一枚だけ」でもぜんぜん大丈夫です。宝くじは、結局は、一枚でもいいから買うか?買わないか?の二択だと思います。

それでは、「年末ジャンボプチ」に、プチ夢を託していきましょ〜。

おまけ情報

・年末ジャンボ以外の宝くじの種類は、こちら⇒「自治宝くじの種類一覧表」

・財布の色って気にしてますか・・・? 黄色が良い? 赤はダメ? 諸説あるのを整理してみました。⇒「金運財布の色って迷信? それとも・・・・」

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